Appleは近年、中古部品の取り扱いに寛容な姿勢を見せています。iOS 18では「修理アシスタント」により、サードパーティー製バッテリーに換装してもApple純正バッテリーのように設定することが可能になるそうです。

iOS 18 tool assists DIY repairs with easy parts configuration

https://appleinsider.com/articles/24/09/15/ios-18-repair-assistant-forces-parts-pairing-for-users



Apple is well on its way to making iPhones theft-proof - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/09/13/making-iphones-theft-proof/

iPhone independent repair gets "glitchy" in iOS 18 RC previews - NotebookCheck.net News

https://www.notebookcheck.net/iPhone-independent-repair-gets-glitchy-in-iOS-18-RC-previews.889339.0.html

Appleは長らく、デバイスの修理にあたってメーカー製ソフトウェアを用いた「パーツペアリング」を求めてきましたが、2024年に入って大きく方針を転換。中古部品による修理を認めました。

AppleがiPhoneの中古部品を使った修理へのサポート拡大を発表、修理する権利が前進 - GIGAZINE



パーツ交換をさらに容易にするのが、iOS 18に搭載される「修理アシスタント」です。

Apple情報に詳しいニュースサイト・AppleInsiderによると、iPhoneの一部を独自に修理した場合、これまでは機能が正常に動作しない可能性がありましたが、「修理アシスタント」を使えば、交換パーツを正しく認識させられるとのこと。

たとえば、バッテリーをサードパーティー製バッテリーに交換した場合に、Apple純正バッテリーと同じものであるように設定することができるそうです。

ただ、ディスプレイなどその他のパーツも同じような扱いになるかはまだはっきりしないとのこと。

「壊れたiPhoneから合法的に取得したパーツ」と「盗まれたiPhoneから抜き取られたパーツ」の見分けについても懸念されるところですが、ニュースサイトの9to5Macは、Appleがすでに使用しなくなったMacのアクティベーションロックを解除する機能を導入している点を挙げ、不安を払拭しています。