若手が「注意されると下手したら一週間休む」 上司がパワハラにビビり過ぎて何も言えない職場で起きたこと
部下にパワハラだと言われることを過度に恐れ、上司がろくに注意できない職場もあるようだ。新潟県の30前半の男性が勤務するメーカーでは、
「『パワハラ』にビビりすぎて、上司が後輩に何も言えない」
そうで、「あー、この会社もうだめなんだろうなあ」と男性は吐露。問題は上司だけではないようだ。後輩たちは注意されないのをいいことにやりたい放題で、職場が「無法地帯化」しているそう。このあと男性は、後輩の横暴ぶりを暴露する。(文:天音琴葉)
「注意された次の日は来なくなり、下手したら一週間休む」
「最近は何もかもパワハラと言われてしまうような社会です。少し強く注意しただけで『威圧された、怒鳴られた』などど言われればもうおしまいです。それにびびって後輩が何をしようが口頭で少し注意する程度になってしまっている」
と男性は続けた。さらに悪いことに、味を占めた後輩たちが「今までの常識では考えられないようなことをする」と明かし、次のように例を挙げた。
「今日の分の仕事は終わったから早退する」「仕事で決められたルールを破る」「研修に無断欠勤する」「注意された次の日は来なくなり、下手したら一週間休む」
と男性は羅列し、「私が入社当時では考えられない」と語気を強めた。
後輩のこんな横暴ぶりを見ても上司は放っているというから、男性を始めその他の中堅社員もやっていられないと思うだろう。「職場の士気もどん底まで落ちてます」と男性が嘆くのも、無理もない。また、こうした惨状を目の当たりにし、次のように持論を述べた。
「私はある程度怖い先輩というのは必要だと思ってますし、多少『これをやったら怒られる』と言う、変な言い方ですが恐怖を持っていた方が秩序は乱れないと思ってます。しかし残念ながら我が社では、上司は保身に走ってしまい、何かあっても優しく注意する程度です」
パワハラは絶対ダメだが、何も注意できないのも問題だ。結果的に若手の成長を遅らせることにもなるだろう。このままでは、呆れた中堅社員が転職していくのは時間の問題かもしれない.
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