大谷翔平に残された“時間” 投手起用のポイントは「天秤」…ド軍に米メディア“自制要求”
大谷翔平の投手起用は「天秤にかけなければならない」
ドジャース・大谷翔平投手がポストシーズンで「投手」としてマウンドに上がる可能性を、米大手移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」のダラッグ・マクドナルド記者が言及している。「二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニは今シーズン一刀流のスーパースターだった」。そう記しているが「10月には少なくとも投球する可能性があるようだ」としている。
大谷の現状は「昨季末にトミー・ジョン手術を受けドジャースでは全く投球できていない。球団は長い間、オオタニが2025年にマウンドに復帰できるよう肘のリハビリをしながら指名打者としての活躍に集中することを計画していた」としている。
ただ、同記者は「10月には少なくとも投球する可能性があるようだ。デーブ・ロバーツ監督は最近、オオタニがポストシーズンで投球する可能性はゼロではないと述べており、昨日(ドジャース番の大御所)オレンジカウンティ・レジスター紙のビル・プランケット記者がその状況を検証した」と明かしている。
ポストシーズンでの“投手復帰”となればうれしいことだが「もちろん、ドジャースはオオタニの腕への短期的な利益と長期的なリスクを天秤にかけなければならない。彼と球団は10年契約で合意しており、今シーズンの後にはまだ9シーズンが残っている」と同記者は指摘する。
さらに同記者は「オオタニは2018年にトミー・ジョン手術を受けているため、2度目の肘の大手術後の健康管理は、2025年以降のドジャースにとって重要となる。一方、ドジャースは1988年以来(短縮シーズンを除く)フルシーズンを終えて(チャンピオンの)旗をあげていない。10年以上にわたってレギュラーシーズンでは圧倒的な強さを見せながらプレーオフでは苦戦を強いられてきたドジャースへの期待は高く、あらゆる選択肢を模索し、すべて検討しておきたいという誘惑は大きいかもしれない」と、勝ち抜くために慎重な判断が必要になるとの見解を述べている。(Full-Count編集部)