津市にある三重県総合博物館MieMu(ミエム)で15日、牛肉の生産から流通までを解説した講座「牛肉が食卓に届くまで」が開かれました。

ミエムでは、守屋和幸館長が3つのテーマで講師を務める講座やワークショップが定期的に開かれていて、15日は畜産学の専門家である守屋館長が身近な動物の「牛」をテーマに解説しました。

講座では、牛や羊などの反芻(はんすう)動物の特徴や、日本で飼育されている牛の代表的な種類のほか、牛肉がどのように食卓にのぼるのかなどを分かりやすく解説。

日本で生産される牛肉の安全性を確保するために制度化されたトレーサビリティ制度により、高い安全性を保っていることが説明されると、参加者は熱心に聞き入っていました。

館長は「牛の優れた能力、また牛肉として口に入る過程で、生産者や関係者がどのような努力をしているかを知ってほしい」と話していました。

館長講座は次回、11月に予定されています。