今年で開館30周年を迎えた津市の「そうぶん」こと三重県総合文化センターでは、広場にあるオブジェの作者でもあるニキ・ド・サンファルの展示が行われています。

フランス出身のニキ・ド・サンファルは、鮮やかな色で豊満な女性を描き、開放的な姿を表現する「ナナ」シリーズなどの作品を中心に知られています。

総合文化センターの広場に設置されたオブジェ、「ナナ像」の作者でもあります。

会場には「ナナ」シリーズを始めとするオブジェやポスターなど約140点が並べられ、担当者によると大規模なニキの作品展示が三重県で行われるのは初めてだということです。

会場ではニキの色鮮やかな芸術作品に加え、生前、ニキと深い交友関係があった日本人の増田静江さんに贈った絵手紙なども飾られていることから、作品だけでなく彼女の生涯や、日本とのつながりについても知ることができます。

三重県男女共同参画センターの石井由美所長は「とても元気な女性の姿、明るいポップば色使いを楽しんでほしい」と話していました。

ニキ・ド・サンファル展は23日まで開かれています。