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米ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオによる『スパイダーマン4』の監督として、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデスティン・ダニエル・クレットンがだと報じられた。そのニュースに、『スパイダーマン』3部作でフラッシュ・トンプソン役を演じたトニー・レヴォロリが、第4作の監督にクレットンが相応しい理由を興奮気味に語っている。

米のインタビューで、第4作でクレットンが監督を務める可能性をどう思うか質問されたレヴォロリが、「『ショート・ターム』の頃から彼の大ファンだったんです。彼は傑出しています。素晴らしい監督だと思うし、『シャン・チー』でも素晴らしい仕事をされていたのでワクワクしています」と回答。

レヴォロリが言及した『ショート・ターム』は、2013年に公開された青春映画だ。自身の体験を基にクレットンが脚本も手がけており、青少年向け短期保護施設“ショート・ターム”で働く20代のグレイスが、保護された少女との関係を通じて、自身のつらい過去に向き合っていく姿がみずみずしく描かれた。

レヴォロリは、『ショート・ターム』のような映画でメガホンをとったクレットンは、そのフレッシュなセンスで『スパイダーマン』第4作の監督に適任だとも述べている。「彼にはヤングアダルトの感性があるし、それは素敵でクールだと思います。そういう感性は、スパイダーマンのようなキャラクターに必要なんじゃないかな。だから、彼の演出を見るのが楽しみです。そのこと(クレットンが監督で交渉中とのニュース)さえ知らなかったよ!初めて聞いたけど凄いですね、最高です」。

前3部作では、『ブレックファスト・クラブ』(1985)や『フェリスはある朝突然に』(1986)など、80年代を代表する青春映画のオマージュが随所に散りばめられており、監督を務めたジョン・ワッツの若々しい感性が活かされていた。第4作では、高校を卒業したキャラクターたちの大学生活などが描かれることが予想されるため、レヴォロリが指摘したように、続編にもワッツと共通するヤングアダルトの感性を持つ監督が必要ではないだろうか。

クレットンが参加する可能性に興奮を隠せない様子のレヴォロリは、自身が第4作に復帰する可能性については「自分が出来ることについては分かりません」と回答。「だけど、またあの人たちに加われたら嬉しいですね。最初に参加した時は凄く楽しかったから」ともコメントし、復帰の意志を見せた。

『スパイダーマン』シリーズ第4作の監督にデスティン・ダニエル・クレットンが就任となるか、続報を待ちたい。

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