プロ志望届を出した慶大・清原正吾 注目される「魅力」「プロ入りへの障壁」とは
清原はプロ志望届を提出した(C)産経新聞社
注目を集めていた慶大の清原正吾が10月24日のドラフトに向け、9月12日にプロ志望届を提出した。
小学校から野球を始め、中学、高校は別のスポーツに取り組み、大学から再び硬式野球に再挑戦したという異色の経歴。何といっても父親は西武、巨人で活躍した清原和博氏と父譲りのやわらかな内角さばきも評価を高めている。
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今春のリーグ戦では一塁手としてベストナインを獲得、8月31日に行われた東京6大学野球連盟選抜と日本ハム2軍の試合では、6回一死一塁の場面で日本ハム山本晃大の内角、137キロ直球を見事さばき、左翼席へ運んだことも話題を呼んだ。
プロ相手にプロの試合が開催される球場で示した豪快弾にはどよめきが起こり、天性の才能を感じさせた。
一方でドラフト候補として球団が獲得するには実績不足とも指摘されている。レギュラーを掴んで初の4年春のリーグ戦では、52打数14安打7打点、打率「.269」と結果を残したが、定位置の一塁ポジションにおいては強打の野手が求められる傾向もある。ドラフト直前の秋のリーグ戦でいかに成績を残せるかも鍵を握りそうだ。
ただ、清原の魅力としては何といっても伸びしろにある。大学から再び野球に取り組むという、圧倒的な困難がありながら、懸命に精進し、慶大の4番打者を務めるまでに至ったというのは努力のたまもの。今後の成長にも期待ができ、話題性もあり、獲得に至る球団が出てくれば、天性の華を感じさせる打撃も後押しし、ファン獲得も期待できそうだ。
運命のドラフトとなる10月24日にどんな結末が待っているのか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]