昨年からサウジアラビア代表の監督を務めているマンチーニ。(C)Getty Images

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 現地時間9月10日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終(3次)予選の第2節で、日本と同じC組のサウジアラビアは、中国と敵地で対戦。オウンゴールで先制を許したうえ、モハメド・カノが退場となる非常に苦しい展開になるも、2−1で接戦をモノにし、今大会初勝利を挙げた。

 サウジアラビアの監督を務めているのは、イタリア人で昨年まで母国の代表チーム、アッズーリを率いていたロベルト・マンチーニだ。

 それだけにイタリアの有力紙『Gazzetta dello Sport』も10人での逆転劇を即座に報道。「1人少ない状態で1時間以上プレーしたにもかかわらず、マンチーニはカディシュの2発で最後は祝うことができた」と伝えている。
【記事】
「ロベルト・マンチーニが率いるサウジアラビアは苦しみながらも勝利。初戦の冴えない引き分け(インドネシアと1−1)の後、2026年ワールドカップ予選の第3フェーズ2戦目での成功がここにある。中国は日本相手に0−7での敗戦に続き、2連敗を喫した」

 90分に決勝点を挙げて中国を退けたサウジアラビアは、来月に日本をホームに迎える。『Gazzetta dello Sport』は最後にこの点に触れ、「マンチーニと彼のチームは、たとえ10月10日の次戦が日本戦であったとしても、笑顔で楽観的に将来を見据えられるだろう」と締め括っている。

 森保ジャパンとしては、笑顔は対戦前までで、引きつった顔を引き出したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部