途中までは盛り上がりを見せていたバーレーンサポーターだったが…。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[北中米W杯アジア最終予選]日本 5−0 バーレーン/9月10日/バーレーン・ナショナル・スタジアム

 61分、守田英正が上田綺世とのワンツーから、ペナルティエリア左に進入。右足でゴール右にシュートを流し込み、日本代表の3点目を決める。

 その瞬間、バーレーン代表のファンが一斉に席を立ち、帰りはじめた。同じ行動をとる記者さえもいた。

「え?もう諦めるのか?」

 思わず、驚いてしまった。日本との実力差に絶望する気持ちは分からなくもないが、まだ30分ある。1点を返せば、雰囲気も変わるかもしれないのに。
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 日本国歌の際にブーイングをしたり、PKやFKの際にレーザーポインターで嫌がらせをしたりと、マナーの悪さが目立ったホームファン。前半は0−1と健闘していたチームをあっさりと見捨ててしまった。

 ファンの後押しがなくなったバーレーンは結局、その後も失点を重ね、日本に0−5の大敗を喫している。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)