“別府ひき逃げ”八田與一容疑者 情報提供7000件迫る 警察またも新たな「手配動画」

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八田與一容疑者(28)の新たな「指名手配動画」を警察が公開。依然、関東からの目撃が最も多くなっています。

【画像】「八田與一よ。隠れるな」 新たな指名手配動画も

■別府ひき逃げ 関東で目撃最多

「警察庁指定重要指名手配

「この顔見たら110番」と常に表示されたこの男。

大分県警公式YouTubeから
「八田與一、この顔見たら110番。現在逃走中の八田與一に関する情報は大分県別府警察署まで。八田與一、この顔見たら110番」

事件発生は2022年。
大分県別府市の交差点で、軽乗用車がバイク2台に衝突し、大学生2人が死傷しました。

警察庁は2023年9月、事故現場から逃走している八田與一容疑者を重要指名手配に指定し行方を追っています。

すでに事件発生から2年。「重要指名手配」指定から1年が経過。 

8月末までに大分県警には全国から6937件の情報が寄せられていて、関東での目撃情報が最も多く、2489件となっています。

亡くなった大学生の母親は―

亡くなった大学生の母親
「重要指名手配になればすぐに捕まるはず。そう期待しながら毎日逮捕の知らせを待っていました。どうか一日でも早い逮捕をお願いします」

重要指名手配されながら2年以上も逃亡を続ける八田容疑者。 

一体、どこにいるのでしょうか?

■「日本全国逃げている可能性も」元埼玉県警 捜査1課刑事 佐々木成三さん
指名手配犯の容疑者は、死に物狂いで逃げている。誰かにかくまってもらっているんじゃないか、働きながら逃げているんじゃないか、長居せずに、一つ一つ日本全国を逃げている可能性もある」 

過去に佐々木さんが逮捕した、半年間逃亡し続けた指名手配犯のケースとして…

元埼玉県警 捜査1課刑事 佐々木成三さん
「自分の居場所がバレてしまう。そういったリスクを考えて、自転車で埼玉から新潟まで逃げて、テントを買ってテント生活をしていた」
「6カ月間ずっと山の中で生活していたので(警察の)捜査網にひっかからなかった」

八田容疑者の目撃情報が全国から集まる中で、警察では、どのような対応しているのでしょうか?

元埼玉県警 捜査1課刑事 佐々木成三さん
「全国各地の多くの情報の精査と確認を繰り返している。(八田容疑者の)土地勘のある場所などに足を運んで、張り込みなども続けていると思う」大分県警公式YouTubeから
「八田與一よ。隠れるな。この動画を見ているなら今すぐ出頭するんだ」