練習後に取材に応じた久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 現地9月10日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選のバーレーン戦(第2節)に向け、日本代表は敵地で調整をしている。

 5日に埼玉スタジアム2002で行なわれた第1節の中国戦で、森保ジャパンは両ウイングバックに堂安律と三笘薫を配する攻撃的な3−4−2−1を採用。これが機能し、7−0の圧勝を飾った。

 バーレーン戦でもこのまま3バックを継続するのか、それとも4バックに変更するのか。中国戦で2シャドーの右に入り、1ゴール・2アシストと躍動した久保は、維持すると見ているようだ。

 7日の練習後の取材で、「僕の勝手な予想になっちゃいますけど」と前置きしたうえで、こう続いている。

「このまま何かハプニングが起きない限りはスリーでやるんじゃないですか。そんな気が、個人的にはしてますね」
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「それだけの手応えがある?」との問いには、「手応えというか、よくばれないので。僕らも時間がないですし。その中で、最終予選の初戦で3バックを使ったということは、僕個人の予想ですけど、今のところ、第1のオプションとしては3バックなんじゃないかな」と答えている。

 メリットとしては、「(4―3−3の)インサイドハーフと(3−4−2−1の)ウイングバックが縦に上がったときのシャドーだと、シャドーの方が前に行きやすい。そういった意味で、4−3―3だと(前線の)3枚で完結しがちな攻撃が、5枚でできる。プラス、ボランチの2枚も上がってこられたら、7枚、6枚で攻撃できるので、そういった意味では厚みある」と見解を語った。

 そして、「(予選)突破を決めて、他の強豪国とやった時が(3バックの)最終テストだと思うので、それまでにまずはつまずかないように頑張りたいなと思います」とも。最終予選では準備期間も短いなか、あえて4バックに変更する必要はないと考えているようだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)