原口元気、10年ぶり浦和復帰は「サッカー人生最後の大きなチャレンジ」 SD説明「タイミングが一致した」
会見当日の練習試合では早速ゴールを記録
浦和レッズは9月7日、さいたま市内で元日本代表MF原口元気の加入会見を実施した。
浦和の下部組織出身の原口は、ユースチーム所属時の2008年5月に17歳で2種登録されてトップチームの公式戦にデビュー。翌年にプロ契約を結んだ。左サイドを中心に攻撃的なポジションで試合出場を重ね、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮した2013年にはシャドーの位置でFW興梠慎三らと強力攻撃陣を形成してリーグ戦で11得点をマークした。
そして、2014年6月にドイツのヘルタ・ベルリンへ完全移籍。日本代表では2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場し、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で先制点を奪うなど活躍した。ドイツでは1部、2部合計で10シーズンプレーして浦和への復帰が決定。背番号は「78」となった。
原口は記者会見で「10年ぶりに浦和レッズに帰ってこられて非常に嬉しく思う。これが僕にとってのサッカー人生最後の大きなチャレンジになると思う。もう1回、自分自身の価値を浦和レッズで示せるように。素晴らしい監督、選手、スタッフ、環境で、もう一度強い浦和レッズを作っていければ」と語った。
同席した堀之内聖スポーツダイレクター(SD)は、「お互いのタイミングが一致したということに尽きる。前任の土田(尚史)に続き、私もドイツに行って元気とコミュニケーションを取ってきた。お互いにリスペクトし、いつかは浦和でと言ってくれていたし、いつも浦和の試合を見てくれていると感じていた。今回、お互いのタイミングが一致したことを嬉しく思っている。改めて、ピッチ上ではチームを勝たせる存在。ピッチ内外でのリーダーシップを期待している」と期待を寄せた。
浦和は公式SNSで、会見前に非公開で行われた拓殖大学とのトレーニングマッチで早くも原口がゴールしたことを明らかにしている。また、原口加入発表後に数百枚を先行販売した背番号78番が入ったユニフォームは、開始1、2分で完売したという。大きな期待を受け、最短なら9月14日のJ1第30節ガンバ大阪戦で10年ぶりに浦和のユニフォームを身にまとってJリーグのピッチに立つ。(FOOTBALL ZONE編集部)