【孤独死に至るケースも】ゴミ屋敷で暮らす高齢女性はセルフネグレクト⁉︎「自分を守ろうとしなくなる…」

株式会社ソラフネ（遺品整理・特殊清掃のスマイルライフみやぎ）の代表取締役、鳥谷部剛明氏は、自社のYouTubeチャンネル「スマイルライフそらふね片付けチャンネル」で「セルフネグレクト」の一例を紹介した。
動画のタイトルは「【風呂場に人○】高さ220センチゴミ屋敷で暮らす高齢女性を救え【前編】」
鳥谷部氏は、ある高齢女性の自宅を訪れ、その深刻な現状を視聴者に伝えている。

動画では、部屋の天井付近までゴミで埋め尽くされ、強烈な悪臭が漂う様子が映し出されている。鳥谷部氏は「黒い袋が大量にあり、もしかすると大便かもしれないと感じた」と述べ、衝撃的な状況を報告。さらに台所について、「床から２メートル近く物が積み上げられており、足元の状況が全く見えない」と説明している。

特筆すべきは、この高齢女性が2日前までこの部屋で生活していたという事実である。現在、女性は片付け作業が進行する間、ホテルに一時避難している状況だ。鳥谷部氏は「セルフネグレクト」という言葉を紹介し、「自分を守ることができなくなっている状態」と解説。今回のケースがその典型例であることを強調した。

動画では、関係者が高齢女性に手を差し伸べている場面も描かれ、「周囲の人が声をかけて支えてくれて、本当にありがたい」と鳥谷部氏が感謝の意を表明している。片付け作業は順調に進んでいるものの、膨大なゴミの量と悪臭により、作業完了までにはまだ時間がかかる見込みだ。

最後に鳥谷部氏は、「この環境を改善し、安心して暮らせる家に戻れるよう全力でサポートしていく」と決意を語り、同動画の【前編動画】を締めくくっている。