ひと月の小遣い「3万円以下」の人に聞いた「やりくりする工夫」ランキング ポイ活、安く購入、マイボトル持参を超えた、1位は?
“お小遣い制”の人の中には、毎月、小遣いがカツカツで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、「給料が上がらない」「貯金や投資に回す額を確保したい」といった事情があると、小遣い額のアップは難しいのではないでしょうか。
人材派遣業・コンサルティング業を行うR&Gが、1カ月の小遣いが3万円以下の社会人472人に小遣いに関するアンケートを実施。アンケートの結果と、愛宕FP相談のファイナンシャルプランナー・愛宕慶樹さんの考察も紹介しています。
アンケートは7月12〜26日にかけて、女性245人と男性227人にインターネットで行われました。回答者の年代は10代が0.2%、20代が16.9%、30代が36.5%、40代が29.5%、50代以上が16.9%でした。
472人に小遣い額を聞いたところ、「〜2万円」が29.6%と最も多く、次いで22.9%の「〜3万円」、19.7%の「〜1万円」、11.9%の「〜2万5000円」、8.7%の「〜1万5000円」、5.9%の「5000円」、1.3%の「0円」という結果でした。平均額は1万9229円だったということです。
小遣いの「やりくりが難しくなる時期・状況」についても聞くと、3位は「お盆・夏休み」で56人、2位は「宴会・外食が多いとき」で59人、1位は「年末年始・クリスマス」で139人でした。
小遣いを「やりくりする工夫」も質問したところ、トップは119人の「外食を控えて自炊」でした。続いて、103人の「安い商品・安く買える店を選ぶ」、78人の「すぐに買わず吟味する」、74人の「マイボトルを持参し飲料を買わない」、70人の「ポイ活する」、35人の「欲しいものを我慢」、18人の「目標・予算を決める」という順番でした。
調査結果について、ファイナンシャルプランナーの愛宕さんは「今回のアンケート結果から、多くの人がお小遣いのやりくりが難しくなる時期・状況がある事、またさまざまな工夫をしている事が分かります。お小遣いのやりくりに苦労する人は、家計全体の見直しをしてはいかがでしょうか?」とアドバイス。
さらに、「不要なサブスクの解約、携帯電話プランや保険の見直しなど、毎月の支出を改善して、浮いたお金をお小遣いや資産形成に使う事をお勧めします。家計の見直しや支出改善を得意とするファイナンシャルプランナーがいますので、ぜひ相談してみてください」とメッセージを送っています。