セントウルSに出走予定のトウシンマカオ(撮影:下野雄規)

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 スプリンターズSの前哨戦で、毎年一線級の始動戦に選ばれている。それもあって昨年は波瀾があったが、一昨年まで1番人気は11年連続連対していて、波乱の余地は大きくない。

1.若い馬が強い

 過去10年で、3歳馬が1勝、4歳馬が5勝、5歳馬が4勝で、6歳以上は勝っていない。開幕週のスピードレースであり、またGIへ向けた有力馬が出走してくるだけあって若い馬の方が優勢。

2.中2週または中9週以上

 夏に使われてきて勢いそのままにぶつけて突破するケースまたは、春から休養している有力馬が好走する傾向。中3週-8週からは勝ち馬が出ていない。特に中9週-24週が複勝率28.3%と安定感がある。

3.距離短縮が狙い目

 過去10回で、今回が距離短縮となるケースは[4-1-3-24]で複勝率25.0%、単勝回収率も170%となっている。安田記念やヴィクトリアマイルを使われてきた有力馬が距離短縮でここへ臨んで好走している。

 トウシンマカオは前走が春の京王杯スプリングC6着。今回は距離短縮で中16週のローテーション。5歳馬でもあり、このレースにはピッタリだ。重賞3勝を挙げているように実績的にも見劣りしないし、ここは軸として信頼したい。