(写真:アニメ公式サイトより)

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漫画『呪術廻戦』が9月30日発売の『週刊少年ジャンプ』44号で完結することが、8月19日に集英社から発表された。作者である芥見下々氏は発表に際して、「多くの人達が納得できる(多分)ような最終回を鋭意制作中です」とコメント。

シリーズ累計発行部数9000万部を超える人気作である『呪術廻戦』の終了予告にネット上では驚きの声があがった。

今月、14年から連載していた人気漫画『僕のヒーローアカデミア』が終了したばかりの『週刊少年ジャンプ』。同作の最終回が掲載された36・37合併号が発売されると、ファンからは《最高の物語をありがとうの気持ち》《ヒロアカに出会えてよかったです》などと絶賛されていた。

『週刊少年ジャンプ』は、16年の『BLEACH』、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の連載終了を皮切りに、『NARUTO -ナルト-』や『鬼滅の刃』など超人気作品が続々と最終回を迎え、看板作品である『ONE PIECE』も現在、最終章に入っている。

そこで本誌は30代〜40代の男性を対象に、14年以降に完結したジャンプ作品のなかから、「終わり方がよかったと思う作品」についてアンケートを行った。その結果をランキング形式で発表する。

まず、3位に選ばれたのは14年に終了した『NARUTO -ナルト-』。体に九尾の妖狐が封印されている忍者・ナルトが仲間たちと切磋琢磨しながら、木ノ葉の里の長・火影を目指す物語だ。

落ちこぼれだったナルトが最終的に火影の夢を叶えたことに対して、《火影になるから。夢を叶えるから》《夢に辿り着き、これからも成長していくことを約束する終わり方がよいため》などと好意的な声があがった。

また現在、『NARUTO -ナルト-』のその後が描かれるスピンオフ『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が『ジャンプ+』で連載されており、続編につながる終わり方も高評価であった。

《続編を期待させる理想の終わり方》
《次回作につながりそうな感じが良い》

続いて、2位に選ばれたのは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。東京都葛飾区の亀有公園前派出所に所属する警察官の両津勘吉が巻き起こすドタバタ騒動を描くギャグマンガだ。

76年に連載がスタートし、16年に連載が終了するまで40年間休みなく連載された同作。その引き際の良さを指摘する声があがった。

《40年休載無しとキリのいいところで連載終了となったから》
《時代が終わった感じだったから》
《単行本200巻到達したので》

また最終回が感動のフィナーレではなく、ギャグに徹していたことも好印象であった。

《いつも通りだったので》
《特別な感じではなく通常通りだったから》

そして、1位に輝いたのは『鬼滅の刃』。大正時代の日本を舞台に鬼になってしまった妹を救うため、主人公の竈門炭治郎が鬼殺隊に入り奮闘するストーリーだ。

アニメ化をきっかけに社会現象になっても、全23巻で完結した同作。無駄な部分がなくテンポよくストーリーが進んだことを賞賛する声が多かった。

《まとまってる感じがしたから》
《最終話まで最初から考えられた作品だと思う》

さらに胸がすく“風呂敷のたたみ方”に《大団円で終わったから》《ハッピーエンドが良かった》などの意見が寄せられていた。