「レースの準備は整っている」角田裕毅、中断明けのオランダGPに意欲 海外メディアはRBとハースの争いに注目「主要ストーリーの一つ」

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今後のキャリアにつなげる意味でも角田の後半戦は勝負の時になりそうだ(C)Getty Images

 約1か月間のサマーブレイクを終え再開されるF1は今週末、オランダGPが行われる。中断明けのレースはザントフォールトを舞台に開催され、シーズン後半戦の幕開けで各チーム、ドライバーがどんなパフォーマンスをみせるか、まさに大きな注目が集まるグランプリとなる。

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 再開を前に、コンストラクターズランキングの中位チームへの注目度も高まっているようだ。米スポーツメディア『SBNATION』が、現在、コンストラクターズポイントで6位につけているビザ・キャッシュアップRB(以下RB)についての特集記事を配信している。同メディアは6位RBと7位ハースの僅差の争いを「シーズン後半戦の主要ストーリーのひとつ」と位置付けており、その上で「スペインGPの後、VCARBはハースに対して28対7のリードを築いたが、ハースはその後の4レースでその差を縮め、現在では34対27のわずか7ポイント差でVCARBを追っている」と現状を説明する。

 また、トピックではオランダGPに臨むRBの両ドライバー、ダニエル・リカルド、角田裕毅のコメントを掲載。ベテランのリカルドは「素晴らしい夏休みだった。友人や家族に会うためにオーストラリアに戻ったから、充電できたし、体調もいい。ザントフォールトに戻るのが楽しみだ」と語っており、角田も「休みを楽しんだし、今はまたレースに出る準備が整っている。日本に戻って、友人や家族と会って楽しい時間を過ごした」として、それぞれが休暇で十分なリフレッシュができたと話している。

 さらに角田のコメントでは他にも、次戦に向けたものとして、「狭く曲がりくねったコースとバンク角のあるコーナーが特徴のユニークなレース。シーズン前半を力強く終えることができたので、これからもその勢いを維持していきたい」と中断明けのグランプリへの意欲を示したことも紹介されている。

 RBはサマーブレイクに入る直前、4レース連続でポイントを獲得しており、マシンや両ドライバーのパフォーマンスが安定感を増してきているとの声も少なくない。オランダGPでリカルド、角田の走りがどのポジションでみられるか、期待は膨らむばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]