G1・15勝を含む25戦25勝の成績を残した「豪州の名牝」ブラックキャビア(Black Caviar)が蹄葉炎のため、18歳で亡くなった。現地時間17日、豪競馬メディア「Racing.com」などが伝えた。

 ブラックキャビアは父Bel Esprit、母Helsinge、母の父Desert Sunの血統。通算成績は25戦25勝。09年4月に豪州・フレミントン競馬場でデビューすると、同年9月のデインヒルS(豪G2)で重賞初制覇を飾る。

 以降も短距離路線で連戦連勝の活躍を見せ、10年11月のパティナックファームC(豪G1)でG1タイトルも獲得する。12年にはアスコット開催のダイヤモンドジュビリーS(英G1)でも勝利。この年のワールドサラブレッドランキングにおいて130ポンドに格付けされ、世界ランキング3位タイとなった。また、翌年のレーティングでも凱旋門賞馬のトレヴと並んでトップとなる130ポイントを獲得。これにより豪州調教馬では史上初の世界ランキング年間1位を獲得した。