【ゴルフ】暑い夏は『うなぎ』で乗り切ろう!
トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
夏と言えば『土用の丑の日』。土用とは季節の変わり目を、丑の日は干支を由来としています。今年2024年は7月24日、8月5日でしたが、皆さんはうなぎを食べましたか?
今回は暑い夏を乗り切る為に!うなぎに含まれる栄養素についてご紹介します!
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ビタミンA
うなぎの主要な栄養素の一つ『ビタミンA』は免疫力の維持に欠かすことのできない栄養素です。ビタミンエース(ACE)と呼ばれる抗酸化作用を持つビタミンの一種で、主に目や皮膚の生成に関わります。紫外線によるダメージを受けやすいゴルファーにとって、食事から摂れる身体を守る『サングラス』として作用します。
ビタミンAは1日に必要な量を摂取することは難しくなく、幅広い食材を食べることができれば問題ないと言えます。うなぎ一人前であれば、十分に必要な量を満たすことできます!
ビタミンB群
夏にうなぎが推奨される理由がこの『ビタミンB』です。身体のエネルギーとなる糖質は、体内でエネルギーに変換する際にビタミンBが必要です。不足するとこの回路が上手く働かないことで疲労感などの症状に繋がります。夏はその他の季節と比べて気温が高く、また夏季休暇等で活動量も多くなりやすい時期です。体内のエネルギー消費量が多い今こそ、効率良くエネルギーを作り出す為にはビタミンBが必要です。
ビタミンBはB1、B2、B6、、、と種類があります。特にうなぎに豊富なビタミンB1は、豚肉がメインの料理(豚の生姜焼きなど)を食べることで、大人が1日に必要な量を満たすことができます。うなぎは一人前食べることで、7、8割の必要量を満たすことができます!
ビタミンE
ビタミンAと同様に、ビタミンACEの一種である『ビタミンE』も強い抗酸化作用を持ちます。ゴルファーの皆さんにとって、夏のラウンドで体力を消耗する一番の原因が、太陽による紫外線のダメージと言えます。この紫外線のダメージから身体を守る為に、ビタミンEが役立ちます。また、ビタミンEは血管の健康維持にも関わります。持久力の必要なラウンドは、血管が健康であり、酸素が身体全体に十分に行き渡ることがゴルフパフォーマンスの維持に繋がります。
ここまでの栄養素と同様に、ビタミンEもうなぎ一人前で1日に必要な量を満たすことができます。また、手のひらにおさまる程度のナッツ類、ますやすけとうだら、ぶりなどの魚も一人前摂取することで必要量を満たすことが可能です!
魚油(DHA・EPA)
最後に挙げるうなぎのメリットは、質の良い油を豊富に含むこと!スポーツをする皆さんにとって、敵になりやすい脂質ですが、脂質がなければ体内でホルモンや細胞を生成することはできません。また聞いたことのある方が多いかと思いますが、これらは脳や神経の機能を向上する効果があることも分かっています。老化を防ぎ、長く健康にゴルフを楽しむ為に、うなぎを含む魚介類は毎日摂取したい食材です。
実は様々な食材に含まれるDHA・EPAですが、摂取量を考えるとやはり青魚(さんま、さばなど)が一番です!毎日3食のうち、一度は魚を食べるように心がけましょう!
うなぎを食べよう!
ここまで挙げてきた様にメリットの多いうなぎですが、注意点もあります。
まずは塩分の取り過ぎを考慮すること。うなぎはタレに多くの塩を使います。うなぎと一緒に塩分の多い汁物や漬物を食べたり、何日も連続して食べることはおすすめできません。
次にお米です。うなぎは米と一緒に丼として食べることが多いのではないでしょうか。過去のコラムでも述べましたが、白米による血糖値の急上昇はスポーツパフォーマンスを低下させます。お米はほどほどに、食べ過ぎないようにしましょう。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!
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[文:トータルゴルフフィットネス - ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。