三次に伝わる妖怪ばなし「稲生物怪録」の原本などを展示した企画展が三次もののけミュージアムで開かれています。

稲生物怪録は実在した武士稲生平太郎が16歳の夏の夜、1カ月にわたり妖怪と格闘する物語で絵巻に展開されています。

この企画展は平太郎の生誕290周年とミュージアムの開館5周年を記念して開かれているものです。

平太郎の部屋を再現した撮影スポットでは下駄が浮かび、障子の向こうから妖怪が覗いています。

学芸員 伏見由希さん「貴重な稲亭物怪録5点を一堂に集めた展示となっています。実際に平太郎が体験した物語の世界観を実体験していただければ」

この企画展は場面替えをしながら10月15日まで開かれています。