Nintendo SwitchやPlayStation、Xboxなど、多くのゲーム機で使用するコントローラーには左手で操作するアナログスティックが搭載されています。エンジニアのAria Salvatrice氏が、コントローラーのスティックがなぜ押し込みづらいかについて解説しています。

Why is ‘Left Stick to Sprint’ so unpleasant in games?-Aria’s Barks

https://aria.dog/barks/why-is-left-stick-to-sprint-so-unpleasant/



Nintendo Switch用コントローラーであるJoy-Conなど、近年の多くのゲーム機用コントローラーの左右にはアナログスティックが搭載されています。これらのスティックは押し込むことでさまざまな操作が可能です。

Salvatrice氏は「アナログスティックを端まで倒した状態で押し込む操作はやりにくく感じます」と述べており、その理由について分析しています。

アナログスティックを分解すると、前後左右の操作を感知するレバーが現れます。



また、レバーを押し込むと側面に取り付けられたスイッチが押され、入力を検知します。



レバーを倒した状態でのスティック押し込みがなぜ難しいかについて、Salvatrice氏は「スティックを物理的に負荷のかかる角度で押す必要があるため」「スイッチとレバーとの間の接触面が真上から押すときよりもはるかに狭くなるため」と分析しました。Salvatrice氏によると、レバーを倒した状態でスイッチを押すには、真上から押すときよりも強い力を加える必要があるほか、スイッチが押された際のクリック音が聞こえにくくなるほか、触覚フィードバックの精度も低下するとのこと。



Salvatrice氏は「この解説が開発者の目に留まることを願っています」と語りました。