15歳で被爆した切明千枝子さんの証言を聞く会が11日、広島市中区の中央図書館で開かれました。

被爆者 切明千枝子さん「機械がひっくり返って下敷きになり天井から色んなものが落ちてきた」

証言を聞く会は被爆体験の継承を目指す、中央図書館の企画展の一貫で行われました。

切明さんは自らも爆風で割れたガラスでけがをしながら、全身にやけどをして学校に戻ってきた下級生を手当てするも、水を欲しながら次々と亡くなっていったと話しました。

証言を聞いた人「これから平和のために学んだことをいかしていくか発信していくか考えさせられる時間になりました」

切明さんはこれまで被爆体験など1500首の短歌を詠み、そのうち500首をまとめた詩集が6日に発売されています。