KRY山口放送

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 偽の高級ブランド品を販売譲渡する目的で所持した商標法違反の疑いで、山口県警岩国署・柳井署は9日、柳井市に住む指定暴力団七代目合田一家傘下組織の幹部の男(51)を再逮捕しました。

 男はエルメス、ルイ・ヴィトン、ロレックス、ウブロ、グッチ、プラダなど海外高級ブランド11社の偽物(財布・衣類・時計など)計81点を、柳井市内の組事務所内にある居室で所持し、各社の商標権を侵害した疑いが持たれています。警察は、知人らに販売する目的だったとみています。

 男は去年10月頃、当時40代の男性に対し、東京都港区に住む人が商標権の設定登録をしている「サングラスをかけた動物の絵柄」に類似する偽の長袖Tシャツを1万円で販売した疑いで、7月に逮捕されていました。警察の家宅捜索の結果、男の居室から偽ブランド品が発見されたことから、再逮捕されたものです。

 男は「自分のものだが、販売目的の所持ではない」と容疑を否認しています。

 警察は入手ルートを調べるとともに、暴力団が資金獲得目的に行ったものとみて、動機や余罪についても捜査を進めています。