新曲、ドラマCDの発表も!『補講男子』初のオリジナルトークイベント【第1回まるつけイベント ~起立、俺、着席~】昼公演レポート

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「EARTH STAR SPICA(アース・スター スピカ)」ブランドのメディアミックスコンテンツ第1弾『補講男子』初のオリジナルトークイベント【第1回まるつけイベント ~起立、俺、着席~】が8月4日、KFC Hall(東京・両国)にて開催され、小林裕介、今井文也、堂島颯人、豊島聖人、岩中睦樹が出演した。

(C)EARTH STAR SPICA

『補講男子』とは、勉強嫌いに悩める乙女たちに向けた、メディアミックス"着席"プロジェクトで、3月開催の『AnimeJapan 2024』にて国語担当・藤代晴仁(ふじしろ はると)役の小林、数学担当・柏谷信(かしわや しん)役の豊島、理科担当・堂満智(どうまん あきら)役の堂島、社会担当・貴志礼世(きし あやせ)役の岡本信彦、英語担当・茶屋町義也(ちゃやまち みちや)役の今井らが登壇したステージから本格始動し、これまでに特別エリート補講男子 WITHPER(ウィスパー)が歌うテーマソング「俺、テストに出ます。」収録の1stドラマCDが発売されている。

この日のイベントでは小林がMCを務め、補講委員長・咲良樹役の岩中も出演。岡本は映像出演し、プロジェクト初のイベントを盛り上げた。本レポートでは昼公演での様子をお伝えしていく。最初の挨拶で、『補講男子』イベントは声出しOK、さらに“参加型”のイベントであることが伝えられ、補講委員長・咲良役の岩中の出演も“参加型”の一環であると説明。重大発表がたくさん控えていることも明かされ、期待のムードに包まれながらイベントはスタート。

撮影:大塚正明

最初のコーナーで披露されたスペシャル朗読劇は、オリジナル体験型展示企画『私立秀賢高校オープンスクール ~夏だ!祭りだ!縁日だ!~』併設を含めたイベントの概要やプロジェクトの世界観を分かりやすく伝える内容となっていた。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

スペシャル朗読劇後は、『補講男子』の生配信では恒例となっている「よく読んで問題文 Boom Boom!!」のコーナーへ。映像出演の岡本がルール説明をし、豊島、岩中が見回りを担当し、会場の生徒たちがテストに挑戦。豊島が柏谷のおなじみのセリフ「展開してやるよ」を放ちながら見回りをしていると、他のキャストが「自分も決め台詞が欲しい」と羨ましがる場面も。今後、担当教科にまつわる決め台詞が生まれるかどうかも期待したいところだ。参加型イベントなので、回答用紙は生徒たちが集めて先生に提出するスタイル。その様子を見た小林が高校時代は20年以上前なので、ちょっと覚えていないと話したが、他のキャストは「こんな感じだったー!」と懐かしそうにしていた。

撮影:大塚正明

集めた回答用紙の“まるつけ”前には、新情報を続々と発表。新曲「俺たち男子!」のリリースが発表されると、会場はこの日一番の歓声と拍手でいっぱいに。公開された新規イラストは、WITHPERたちの10年前という設定と説明。10年遡ると歳の差が顕著になること、貴志の前髪パッツンなど、それぞれが気になるポイントに触れ、わちゃわちゃと盛り上がった。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

新曲を最初にレコーディングした小林は「(どう歌えばいいのか)テンションが分からなくて…」と苦笑いしながらも「(10年前という設定なので)楽曲も歌詞もだいぶIQが下がっていたし(笑)、リリックにもそうあったので、はっちゃけてやりました!」と振り返る。堂島はキャラのテンションを意識した合いの手がかなりうまかったと胸を張り、聴きどころだとおすすめしていた。みんなの声が入った状態で最後に収録したという豊島から「癖がすごかった」と指摘された今井は「吐息、結構入ってます。間が空くから入れてみようかなって」と、ニヤリ。トップバッターでのレコーディングのため「ふざけどころが分からなかった」と寂しげに話した小林だったが、「ガヤで“男子ー”ってやってます。ちょっと和の感じを入れています」と声を再現しながら、収録裏話も披露。WITHPERではない声も入っているかもしれないので、細かく聴いて欲しいと呼びかけた。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

キャストのレコーディング話の後には、新曲「俺たち男子!」の歓声収録をすることに。歌うのは、WITHPERの「男子 男子 男子」のフレーズに続く「男子!」。収録前は、音は気にせず、明るくやってほしい、もしくは、きゃーという歓声でもいいとのリクエストだったが、一発目で想像以上の仕上がりの歓声を浴び、キャストたちは驚きつつも上機嫌。声を張る感じや「ちょっと男子~!」のような、女子生徒が言いそうなフレーズが欲しい追加リクエストも飛び出し、結果3種類の「男子!」を収録。しかもそれぞれが1発OKとなる完成度で、キャストからは「もっと他のパターンも欲しくなる!」との声も上がるほどだった。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

大盛り上がりの歓声収録後は、おまちかねの“まるつけ”タイムに。問題文は4択でそのうちのひとつはおなじみの“自由回答”。問題に正解した上で、自由回答にも記入する生徒も多く、名回答も続出。「もう補講はいらない。卒業! 今日からOGです」とのコメントが飛び出すほど、プロジェクトやキャラクター、そしてキャスト本人への愛の詰まった回答が並んでいた。ちなみに、このコーナーで注目されたのは柏谷の浮きっぷり。イベント参加者に“アンチ柏谷”がいる、などと盛り上がる中、豊島は「嫌いが好きになることも!」とアンチから推しに変化することへの期待と前向きな発言で笑わせた。なお、ステージ上で紹介された回答用紙はキャストがまるつけをし、それ以外はスタッフがまるつけ。回答用紙は希望者には返却されるシステムとなっている。

『補講男子』2nd ドラマCD ~Memory 2~ジャケット (C)EARTH STAR SPICA

昼公演では、新曲発表のほかにも5つのお知らせが。「『補講男子』2nd ドラマCD ~Memory 2~」の発売、この日のイベントを収録したBlu-rayの発売、11月9日、10日開催の『アニメイトガールズフェスティバル2024(AGF2024)』への出展、『アニメージュ』9月号に特集が掲載されること、さらにLINEスタンプの発売も告知された。

(C)EARTH STAR SPICA

最後の挨拶では、岩中が「これからが楽しみ」と期待を込め、今井は映像出演でイベントをフォローした岡本に感謝しながら「あたたかいコメントや、あーゆームチャ振り大好き!」とニッコリ。「異常なスピードでいろいろなことが進んでいる印象です」と今後の展開をよろこんだ堂島は「みなさんの応援のおかげです」とお礼を伝えて大きな拍手を浴びる。豊島は「アンチ柏谷がいるとは思わなかった…」とイベントの感想を話し「嫌いは好きになりやすい。いつか柏谷推しになることを祈っています」と生徒たちに念押し。小林は「いろいろ戸惑うコーナーや発表もあったけれど(笑)、一周まわって楽しくなってきた」と笑い飛ばし、最後はキャスト全員でキャチコピーの「絶対、好きにさせてやる!」とカッコよく読み上げ、イベントを締めくくった。

撮影:大塚正明

取材・文=タナカシノブ 撮影:大塚正明