MacにもiPhoneのようなコントロールセンターはあるの? - iPhoneユーザーのためのMacのトリセツ
○A:あります。Macではコントロールセンターやメニューバーによく使う機能を配置できます
本連載の前回記事では、MacにもiPhoneと同様に「通知センター」があり、見落とした通知などをまとめて見られることを紹介しました。Macの通知センターにはウィジェットを配置することもできます。
iPhoneでは通知センターのほかにもうひとつ、どの画面からでもアクセスできて便利な機能として「コントロールセンター」があります。
○iPhoneのコントロールセンターを使う
iPhoneのコントロールセンターは、多くの方が便利に使っていると思います。iPhoneのコントロールセンターとその設定方法を確認しておきましょう。
iPhoneのどの画面からでも、右上から下にスワイプします
コントロールセンターが表示されます。ここから、よく使う設定や機能にアクセスできます
コントロールセンターに表示される項目はカスタマイズできます。
「設定」を開き、「コントロールセンター」をタップします
追加したい項目の先頭にある「+」をタップします。使わない項目があれば「ー」をタップし、右端に「削除」と表示されたらタップします
右端の三本線を上下にドラッグして、コントロールセンターに表示される並び順を変更できます
○Macのコントロールセンターを使う
Macにもコントロールセンターがあります。
メニューバーの右の方にあるコントロールセンターのアイコンをクリックすると、コントロールセンターが表示されます
たとえば「AirDrop」は、先頭のアイコンをクリックするとオン/オフを切り替えられます。また「AirDrop」と書かれているあたりをクリックすると、さらに設定が開きます
AirDropを許可する相手をクリックして選択できます
先頭のアイコンではなく項目名のあたりをクリックすると設定が開くのは、「Wi-Fi」「Bluetooth」「集中モード」も同様です。
○コントロールセンターとメニューバーの項目をカスタマイズする
コントロールセンターだけでなく、メニューバーの右の方にもよく使う機能のアイコンが配置されています。
赤枠で囲んだ部分に、さまざまな機能のアイコンが配置されています
コントロールセンターやメニューバーの表示はカスタマイズできます。使いやすいように設定しましょう。
「設定」を開き、左側の「コントロールセンター」をクリックします。「コントロールセンターモジュール」の項目は、コントロールセンターから削除することはできません
「コントロールセンターモジュール」の項目を、コントロールセンターだけでなくメニューバーにも表示することはできます
「コントロールセンターモジュール」の部分を下へスクロールすると、「その他のモジュール」の項目が現れます。
「その他のモジュール」から、メニューバーやコントロールセンターに表示する項目を設定できます
さらに下へスクロールすると、「メニューバーのみ」の項目が現れます。
コントロールセンターには表示されず、メニューバーにのみ表示される項目も設定できます
メニューバーに表示する項目を設定したら、使いやすいように並べ替えましょう。
キーボードのcommandキーを押しながらアイコンを左右にドラッグすると並べ替えられます
○プライバシーに関わる動作が表示される
メニューバーにあるコントロールセンターのアイコンの横に、小さなマークが自動で表示されることがあります。これは「プライバシーインジケータ」で、プライバシーに関わる機能が動作しているときに表示されるものです。いくつか例を示します。
Siriを使うときにオレンジ色のドットが表示されます。これはマイクを使用中であることを表しています
「マップ」アプリに位置情報の利用を許可している場合、位置情報の使用中に矢印のようなインジケータが表示されます
上の例のほか、カメラの使用中には緑色のドット、オーディオが録音されているときは紫色のドットが表示されます。覚えのないときにプライバシーインジケータが表示されたら、何か不審な動作をしているアプリなどがあるかもしれません。コントロールセンターのアイコンをクリックして確認しましょう。
コントロールセンターを表示すると、プライバシーに関わる機能を最近使ったアプリやサービスを確認できます
○「コントロールセンター」という名前を知っていることの利点
ところで、iPhoneにしてもMacにしても、「コントロールセンターという名前は意識していなかったけど、日頃から便利に使っているよ」という方は多いと思います。では、コントロールセンターに限らず、画面の各部などの名前を知る必要はあるのでしょうか?
日常的に使う上では、知らなくても問題ないと思います。しかし、設定を変えたいときや不明点を調べたいときは、正式な名前を知っていると、目的の設定や情報にすぐにたどり着くことができて便利です。頑張って覚えるようなものではありませんが、見かけたり調べたりして名前を知る機会があれば気に留めておくといいのではないかと思います。
「コントロールセンター」という名前を知っていれば、「システム設定」の項目を見つけやすくなります
「システム設定」を「コントロールセンター」で検索して、関連する設定を見つけることもできます
Appleのサポートサイトでも、「コントロールセンター」で検索すれば目的の情報にたどり着きやすいのではないでしょうか
【今回の余談】
2つ上の図で、Macの「システム設定」を「コントロールセンター」で検索する例を紹介しましたが、iPhoneの「設定」も同様に語句で検索できます。目的の設定項目が見つからないときは試してみてください。
それでは次回も、よろしくお願いします。
本連載の前回記事では、MacにもiPhoneと同様に「通知センター」があり、見落とした通知などをまとめて見られることを紹介しました。Macの通知センターにはウィジェットを配置することもできます。
iPhoneでは通知センターのほかにもうひとつ、どの画面からでもアクセスできて便利な機能として「コントロールセンター」があります。
iPhoneのコントロールセンターは、多くの方が便利に使っていると思います。iPhoneのコントロールセンターとその設定方法を確認しておきましょう。
iPhoneのどの画面からでも、右上から下にスワイプします
コントロールセンターが表示されます。ここから、よく使う設定や機能にアクセスできます
コントロールセンターに表示される項目はカスタマイズできます。
「設定」を開き、「コントロールセンター」をタップします
追加したい項目の先頭にある「+」をタップします。使わない項目があれば「ー」をタップし、右端に「削除」と表示されたらタップします
右端の三本線を上下にドラッグして、コントロールセンターに表示される並び順を変更できます
○Macのコントロールセンターを使う
Macにもコントロールセンターがあります。
メニューバーの右の方にあるコントロールセンターのアイコンをクリックすると、コントロールセンターが表示されます
たとえば「AirDrop」は、先頭のアイコンをクリックするとオン/オフを切り替えられます。また「AirDrop」と書かれているあたりをクリックすると、さらに設定が開きます
AirDropを許可する相手をクリックして選択できます
先頭のアイコンではなく項目名のあたりをクリックすると設定が開くのは、「Wi-Fi」「Bluetooth」「集中モード」も同様です。
○コントロールセンターとメニューバーの項目をカスタマイズする
コントロールセンターだけでなく、メニューバーの右の方にもよく使う機能のアイコンが配置されています。
赤枠で囲んだ部分に、さまざまな機能のアイコンが配置されています
コントロールセンターやメニューバーの表示はカスタマイズできます。使いやすいように設定しましょう。
「設定」を開き、左側の「コントロールセンター」をクリックします。「コントロールセンターモジュール」の項目は、コントロールセンターから削除することはできません
「コントロールセンターモジュール」の項目を、コントロールセンターだけでなくメニューバーにも表示することはできます
「コントロールセンターモジュール」の部分を下へスクロールすると、「その他のモジュール」の項目が現れます。
「その他のモジュール」から、メニューバーやコントロールセンターに表示する項目を設定できます
さらに下へスクロールすると、「メニューバーのみ」の項目が現れます。
コントロールセンターには表示されず、メニューバーにのみ表示される項目も設定できます
メニューバーに表示する項目を設定したら、使いやすいように並べ替えましょう。
キーボードのcommandキーを押しながらアイコンを左右にドラッグすると並べ替えられます
○プライバシーに関わる動作が表示される
メニューバーにあるコントロールセンターのアイコンの横に、小さなマークが自動で表示されることがあります。これは「プライバシーインジケータ」で、プライバシーに関わる機能が動作しているときに表示されるものです。いくつか例を示します。
Siriを使うときにオレンジ色のドットが表示されます。これはマイクを使用中であることを表しています
「マップ」アプリに位置情報の利用を許可している場合、位置情報の使用中に矢印のようなインジケータが表示されます
上の例のほか、カメラの使用中には緑色のドット、オーディオが録音されているときは紫色のドットが表示されます。覚えのないときにプライバシーインジケータが表示されたら、何か不審な動作をしているアプリなどがあるかもしれません。コントロールセンターのアイコンをクリックして確認しましょう。
コントロールセンターを表示すると、プライバシーに関わる機能を最近使ったアプリやサービスを確認できます
○「コントロールセンター」という名前を知っていることの利点
ところで、iPhoneにしてもMacにしても、「コントロールセンターという名前は意識していなかったけど、日頃から便利に使っているよ」という方は多いと思います。では、コントロールセンターに限らず、画面の各部などの名前を知る必要はあるのでしょうか?
日常的に使う上では、知らなくても問題ないと思います。しかし、設定を変えたいときや不明点を調べたいときは、正式な名前を知っていると、目的の設定や情報にすぐにたどり着くことができて便利です。頑張って覚えるようなものではありませんが、見かけたり調べたりして名前を知る機会があれば気に留めておくといいのではないかと思います。
「コントロールセンター」という名前を知っていれば、「システム設定」の項目を見つけやすくなります
「システム設定」を「コントロールセンター」で検索して、関連する設定を見つけることもできます
Appleのサポートサイトでも、「コントロールセンター」で検索すれば目的の情報にたどり着きやすいのではないでしょうか
【今回の余談】
2つ上の図で、Macの「システム設定」を「コントロールセンター」で検索する例を紹介しましたが、iPhoneの「設定」も同様に語句で検索できます。目的の設定項目が見つからないときは試してみてください。
それでは次回も、よろしくお願いします。