by Prachatai

2024年7月22日にジョー・バイデン大統領が2024年アメリカ大統領選挙からの撤退を表明しました。バイデン大統領の後継として民主党の候補者に指名されることが有力視されているカマラ・ハリス副大統領が、新たにTikTokアカウントを開設しました。





US Election 2024: Kamala Harris Joins TikTok Following Meme Surge - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-25/vice-president-kamala-harris-joins-tiktok-following-meme-surge



Kamala Harris Just Joined TikTok (Exclusive)

https://people.com/kamala-harris-joins-tiktok-exclusive-8683680

バイデン大統領の選挙戦からの撤退表明を受け、ハリス氏は大統領選への出馬を表明。これ以降、SNS上ではハリス氏をフィーチャーした動画が急増しています。





これを受けハリス氏は「最近、TikTokのFor Youページに私がよく出てくると聞いたので、そろそろ自分も参加する時だと思いました」と述べ、TikTokアカウントの開設を報告しました。



ハリス氏のTikTokアカウントは最初の投稿から約50分後には14万9000人以上のフォロワーを獲得し、50万回以上再生されたとのこと。記事作成時点でのハリス氏のTikTokアカウントのフォロワー数は67万2400人に達しています。



ハリス氏の副キャンペーンマネージャーであるロブ・フラハティ氏は海外メディアのPeopleに対し「私たちの仕事は、雑音を取り除き、いついかなる時でも有権者に訴えかけることです。TikTokはそれができるプラットフォームの1つで、私たちはあらゆる手段を講じています」「ハリス氏をTikTokで取り上げるということは、彼女が真実かつ信頼できる方法で有権者と直接関わることができることを意味します」と述べています。



by Marc Nozell

このような取り組みが功を奏し、ハリス氏は対抗馬のドナルド・トランプ前大統領よりも支持率が上回っていることがロイター通信による世論調査で明らかとなっています。調査では、ハリス氏の支持率は44%だった一方、トランプ氏の支持率は42%で、ハリス氏がわずかではあるもののリードしていることや、「はっきりと課題に対処できる」と回答した有権者がハリス氏で56%、トランプ氏が49%だったことが報告されています。

一方でハリス氏を巡っては、インターネット上にハリス氏を標的とした加工画像や性差別的な誹謗(ひぼう)中傷、人種差別的な投稿が急増しているとのこと。トロント大学のロナルド・デイバード氏は「プロによる組織的な影響工作で、場合によっては外国の敵対勢力の支援を受けているものもあれば、悪意のある人間が個人的に生み出しているものもあります」と注意を呼びかけています。