●SAPPHIREの新型グラボは「鉄錆」まみれ?

○デュアルファンで小さいRTX 4070 SUPER

ASUSの「DUAL-RTX4070S-O12G-EVO-WHITE」は、GeForce RTX 4070 SUPERグラフィックスカードのホワイトモデルだ。「Axial-tech」ファンをデュアル搭載するモデルで、カード長は227.2mm。従来モデルよりもサイズがコンパクトになり、小型ケースでも格納しやすいだろう。クーラーは2.5スロット厚。価格は119,500円前後だ。

ASUSの「DUAL-RTX4070S-O12G-EVO-WHITE」。ファンとカバーがホワイトの製品だ

映像出力は、DisplayPort×3とHDMI。従来よりもかなりコンパクトになっている

○鉄錆まみれ(?)なデザインのRX 7700 XT

SAPPHIREの「PURE Radeon RX 7700 XT 12GB Frostpunk 2 Edition」は、9月発売予定の新作ゲーム「Frostpunk 2」とコラボしたRadeon RX 7700 XTグラフィックスカード。デザインが凝っており、バックプレートの鉄錆風塗装はユニークだ。特典として、ゲームコード、キーキャップ、ピンバッジも付属する。価格は83,000円前後。

SAPPHIREの「PURE Radeon RX 7700 XT 12GB Frostpunk 2 Edition」

新品なのに錆だらけ? これはゲームをイメージしたデザインなのでご安心を

○WDの定番SSD「Blue」シリーズが高速化

Western Digitalの「WD Blue SN5000」は、PCI Express Gen4対応のM.2 NVMe SSD。データ転送速度は最大5,500MB/sと、従来モデル「SN580」から大幅に向上した。ヒートシンクは付属しない。容量は、500GB、1TB、2TB、4TBの4モデルをラインナップ。価格はそれぞれ、11,500円前後、16,000円前後、29,000円前後、52,000円前後だ。

Western Digitalの「WD Blue SN5000」。5年間のメーカー保証が付属する

●ASUS初のDIY本格水冷ブロックが登場

○ASUSから本格水冷向けのCPUブロック

ASUSより、同社初のDIY水冷ブロック「ROG Ryujin III WB」が登場、発売が開始された。同社のオールインワン水冷CPUクーラー「ROG Ryujin III」と同じく、3.5インチ液晶を搭載。ファンも内蔵しており、CPU周りもしっかり冷却できる。カラーは、ブラックとホワイトの2色を用意。価格は47,000円前後だ。

ASUSの「ROG Ryujin III WB」。システム情報やアニメーションを表示可能だ

こちらはホワイトモデル。小型の「Axial-tech」ファンを内蔵している

また、オールインワン水冷CPUクーラーの新モデルとして、「ROG Strix LC III 360 ARGB LCD」が登場した。円形の2.1インチIPS液晶を搭載するのが特徴で、システム情報や時刻などの表示が可能だ。Asetekの第7世代V2ポンプを採用。価格は、ブラックが50,000円前後、ホワイトが53,000円前後だ。

「ROG Strix LC III 360 ARGB LCD」。液晶画面の向きは360°回転可能だ

こちらはホワイトモデル。ARGBファン「ROG Strix AF-12S ARGB」を搭載する

○チューブをラジエータに隠せる簡易水冷

Lian Liの「HydroShift」は、"サイドマウントデザイン"を採用したオールインワン水冷CPUクーラーだ。チューブをラジエータ側面に貼り付けることで、設置時に目立たないようにし、外観をスッキリできるという。搭載ファンの違いにより、「360S」「360R」「360TL」があり、価格はそれぞれ、33,000円前後、37,000円前後、49,000円前後。

Lian Liの「HydroShift 360S」。360Sは、光らない高静圧ファンを搭載する

各モデルともブラック/ホワイトを用意。2.88インチIPS液晶も特徴的だ

「360R」は、ARGBファンを搭載するモデル。ブレードとエッジ部分が光る

連結型ファン「UNIFAN TL120」を搭載する「360TL」の利用イメージ

○L字型ボディのユニークなPlatinum電源

Lian Liの「Edge」は、L字型のデザインを採用した80 PLUS Platinum電源だ。これは、デュアルチャンバー構造のPCケースに適した形状。プラグインコネクタが外側を向くことで、ケーブルの抜き差しが簡単になる。さらに、USBハブも内蔵。多数のUSBデバイスを接続するのに便利だ。容量は850W/1000W/1300Wで、価格は28,000円前後〜45,000円前後。

Lian Liの「Edge」。ユニークなL字型のデザインを採用したATX3.1電源だ

850W以外にはホワイトモデルも用意。ケーブルの抜き差しが簡単にできる

○ボトムに3ファン搭載可能なミドルタワー

NZXTのミドルタワーケース「H7 Flow」に、2024年モデルが登場した。従来の2022年モデルからの変更点は、電源を垂直配置にしたこと。ボトム側に12cmファンを3個並べることが可能になり、グラフィックスカードの冷却を強化できる。カラーはブラックとホワイトの2色で、価格は、通常モデルが22,000円前後、RGBモデルが26,000円前後。

NZXTの「H7 Flow」。通常モデルはフロントに「F120Q Airflow」ファンを搭載

こちらは「H7 Flow RGB」。フロントには「F360 RGB Core」ファンを搭載した

○16cmファンをデュアル搭載のフルタワー

Antecの「Constellation C8 ARGB」は、ピラーレス仕様のフルタワーケース。最大の特徴は、ボトムに16cmの大口径ARGBファンをデュアル搭載することだ。この35mm厚の強力なファンにより、グラフィックスカードを直接冷却することができる。そのほか、リアにも14cmファンが付属する。カラーはブラックとホワイトの2色で、価格は23,000円前後。

Antecの「Constellation C8 ARGB」。ボトムに存在感のある16cmファンを搭載

右側面はメッシュパネルを採用。ガラスケースながらエアフローにも優れる