元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が8日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【大谷翔平】打撃フォームが進化!? 昨季との違いに驚きを隠せない! ラミレスが衝撃の成績予想【プロ野球分析ニュース】」に出演。ドジャース・大谷翔平が今シーズン、40本40盗塁をクリアできると思う理由を述べた。

アレックス・ラミレス氏


○ルールの変更もプラスに?

動画公開日翌日の7月9日終了時点で88試合に出場し、打率.314、28本塁打、65打点、20盗塁という成績だった大谷。ラミレス氏は「今年、彼は投手をする必要がないので、40本塁打40盗塁を達成するだろう」と予言しつつ、「それを達成できるのは投手をする必要がない、今年だけかもしれないよ」と語る。

なお、大谷の盗塁数は2021年の26盗塁がキャリアハイだが、この点についてラミレス氏は「多くの人は、彼が過去に最高で26盗塁しかしていないので、40盗塁がどうかと思うかもしれないが」と前置きしつつ、「現在16盗塁で、アウトになったのはたったの2回だ(※撮影時点)」と指摘。

さらに、「今のメジャーのルールでは3回牽制はできないので、もし2回牽制したらその後はどんな選手でも走りやすくなるよね」「大谷選手のスピードを考えると、投手が相当速いクイックを持っていないと、彼を二塁で刺すのは難しいだろう」と、ルールの変更も、大谷にとってはプラスに働くとの持論を述べていた。

【編集部MEMO】

アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。そのラミレス氏のYouTubeチャンネルである『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』では、高橋由伸氏、清原和博氏、山本昌氏をはじめとする球界のレジェンドとの対談動画のほか、日本シリーズやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の解説動画も人気を集めている。