那須川天心、圧勝3回TKOでデビュー4連勝! WBA4位ロドリゲスに左ストレート一閃、宣言通りのリング上支配
Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングのWBA世界バンタム級7位・那須川天心(帝拳)が20日、東京・両国国技館でボクシング転向4戦目として120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨み、同級4位ジョナサン・ロドリゲス(米国)に3回1分49秒TKO勝ちした。世界ランカー同士の試合と10回戦は初めて。デビュー4連勝が期待されていた。戦績は25歳の那須川が4勝(2KO)、25歳のロドリゲスが17勝(7KO)3敗1分け。
無数の天心コールを浴び、ゴングが鳴った。那須川は開始1分、左ボディーストレートを入れ、会場をどよめかせた。最初の見せ場は2回終了間際だ。狙いすました左ストレートが顎に炸裂。よろめかせ、ラッシュを浴びせた。ゴングに逃げられたが、3回も左ストレートからラッシュ。ガードの上から左を突き刺し、ダウンを奪うと、TKO勝ちが決まった。ほとんどパンチをもらわない圧勝劇だ。
昨年4月のボクシングデビュー戦は6回戦、9月の2戦目は8回戦でともに判定勝ち。8回戦だった今年1月の3戦目は初の世界ランカーを相手に圧倒し、相手の棄権で3回終了TKO勝ちした。現在の世界ランクはバンタム級でWBA7位、WBC12位、WBO10位。東洋太平洋は3位、WBOアジアパシフィックは1位、日本ランクはスーパーバンタム級で4位。戦前に「場を支配する」と宣言した通り圧勝し、格闘技戦績を51戦全勝にした。
ロドリゲスは昨年11月に元WBA世界スーパーフライ級王者でWBA世界バンタム級4位だったカリド・ヤファイ(英国)に初回KO勝ち。世界ランクはWBA4位につけ、死角からの右フックを武器としていた。
現在の世界バンタム級王座はWBAに井上拓真、WBCに中谷潤人、IBFに西田凌佑、WBOに武居由樹が就き、日本人が独占。バンタム級で世界王座戴冠を見据える那須川は、近い将来の地域タイトル挑戦が期待されていた。
(THE ANSWER編集部)