U-23フランスvs.U-23日本を巡る投稿が注目を集めている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地時間7月17日、U-23日本代表はU-23フランス代表と、まもなく開幕するパリ五輪に向けた強化試合を実施。25分にキャプテンの藤田譲瑠チマが先制点を奪うも、47分にマイケル・オリースに同点弾を叩き込まれ、1−1で終わった。

 この一戦に際し、大きな注目を集めているのが、フランス代表の公式SNSの投稿である。日本戦を盛り上げるために、様々な画像や動画を公開しているのだが、表記がことごとく「#FRAJAP」になっているのだ。

“JPN”の使用が一般的で、“JAP”は差別的な意味合いを持つだけに、ミスを指摘する声が殺到。一方で、“FRA”と同様に「ただ頭の3文字を取っただけ」という声も少なくない。日夜、世界中のサッカー情報を発信している有名アカウント『Out Of Context Football』でも取り上げられるなどし、議論が巻き起こっている。
【動画】フランスを揶揄するチャントを歌うアルゼンチンのフェルナンデス
「がっかりだ」
「指摘されても訂正しないのが答え」
「JAPは戦前から用いられた欧米での差別用語」
「今、差別が話題のフットボール界隈にあってこれなんだもんなぁ」
「でも正直なんでJAPが駄目なのかはよく分からんよな」
「頭3つ取っただけだなんて分かりきってる」
「JAPとか言われても正直何も気にならん」
「FRA表記とJAP表記に特に違和感なし」
「別に悪意があるないの話じゃないんだよな」
「パリ五輪本番でもJAP表記してしまうのか」

 フランスでは現在、コパ・アメリカ連覇を果たしたアルゼンチンの選手たちから人種差別的なチャントを浴びせられ、大きな問題になっている。ただ、ほんの少しの間違いで、被害者から一転、その逆の立場になり得るだけに、全ての言動には注意が必要だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部