ホンダ「小さな高級車」がスゴい! 全長4m級“ちょうどいいサイズ”に「クラス超えた豪華内装」採用! めちゃ上質な「フィット」はどんなモデル?
フィットとはどんなクルマ?
近年ではコンパクトカーながら、高級モデルのように上質な内装を備えるクルマもあります。そのひとつがホンダ「フィット」です。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
フィットは、2001年に発売されました。コンパクトカーでありながらも広い室内空間を有し、多彩なシートアレンジが特徴のクルマです。
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また、シンプルで飽きのこないデザインや高い環境性能などが長年支持され、ホンダを代表するモデルの一つとなりました。
日本自動車販売協会連合会(自販連)のデータによると、2022年の1年間で6万271台、2023年には5万7033台が販売され、ホンダのラインナップでは「フリード」や「ヴェゼル」に次ぐ販売台数を誇っていることがわかります。
現行型は4代目で2020年2月に発売されました。
インテリアではインパネなどの配置をシンプルで見やすくし、フロントピラーを従来の半分の厚さとし視界の良さを確保したこととあわせ、運転のしやすさを追求しています。
フロントシートは骨盤から腰椎まで樹脂製マットを採用し、大人がゆったりと座れるよう設計。コンパクトカーでありながら、長時間乗っていても疲れにくいのが特徴です。
また、パワートレインには新たにホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を設定。力強い加速と滑らかな走りを実現しました。
e:HEV車に加え、従来のガソリン車も全グレードに用意されているのもポイントで、燃費はハイブリッド車で23.5〜30.2km/Lを記録し、低燃費性能も向上しました。
先進運転支援機能「Honda SENSING」は全車標準装備として、安全性能も高めています。
2022年10月にはマイナーチェンジが行われ、主にデザインの変更やエンジンのパワーアップ、「Honda SENSING」の機能が強化されました。
ラインナップは、「BASIC」「HOME」「RS」「CROSSTAR」「LUXE」があります。
BASICは、その名の通りベーシックな価格重視のグレードとなっていますが、Honda SENSINGやスマートキーなどの機能装備も標準で備わるので、必要にして十分な内容となっています。
ただし、ボディカラーは単色4種類だけと選べる範囲が少なくなるのは、価格重視のグレードならではといえます。
HOMEは、室内の快適さを求めたグレードです。
コンビシートには質感の高い素材を使用して、よりゆったり座れるようになっているのが特徴で、オプションでは「ライトグレー」のインテリアカラーも用意し、モダンで上質な空間に仕上げました。
ボディカラーは単色8種類となっていて、選べるカラーも多くなっています。
RSは、専用サスペンションが装備されているグレードで、フロントバンパーやアルミホイールもスポーティさを感じられるデザインにまとめられています。
CROSSTARはこれら3タイプとは異なる趣きで、フロントグリル、バンパー、ホイールアーチプロテクターなどはすべて専用とすることで、全体的にSUVっぽく統一されたデザインになっています。
唯一装備される撥水ファブリック機能付きコンビシートは、アウトドアにも向いているといえるでしょう。
そして、現行型フィットでもっとも特徴的なのがLUXE(リュクス)です。高級感のあるグレードとなっていて、機能性も充実しています。
外装はメッキパーツを用いることで優雅な雰囲気を感じさせ、内装に関しても本革シートが採用されるなど、ほかのグレードとは一線を画しています。
機能装備では、シートヒーターやステアリングヒーターなども標準となるなど、機能面でも充実した内容になっています。
さらに、オプションでは「ライトブラウン」のインテリアカラーが用意され、コンパクトカーのレベルを超えた豪華な仕立てにすることもできます。
フィットの価格(消費税込)は165万5500円から274万8900円です。
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フィットには、さまざまなバリエーションがあり、グレードによって選べるカラーや機能、価格などが大きく異なります。
また、車体デザインもグレードごとに違っているため、好みに合わせて選択できるのが特徴です。