愛車の「ローダウン」に要注意! 車高を落とす「定番カスタム」のメリット/デメリットとは?「下げすぎNG」なトラブル事例も!

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「ローダウン」のメリット・デメリットは?

「ローダウン」とは、サスペンションを交換するなどして、クルマの車高を低くするカスタマイズです。
 
 ひと昔前は「シャコタン」とも呼ばれていましたが、車高を低くすると一体どのような効果があるのでしょうか。

車高を下げるメリット・デメリットとは?

 ローダウンすると、見た目がスタイリッシュになり、走行の安定感も高まるという効果が期待できます。

【画像】「えっ…!」これが「車高下げすぎNG」な理由です!(27枚)

 現在、ローダウンにはサスペンションの高さをミリ単位で調節ができる「車高調整式サスペンション」を用いるのが主流。

 他には、圧縮空気を用いて衝撃を緩和する「エアサスペンション」があります。内蔵の空気量を調節することで車高を変えることができますが、改造申請を行って認可を取得しないと装着できない点に注意しないといけません(未認可での装着は違法)。

 また、道路運送車両の保安基準では、最低地上高が9cm以上であることと定められており、この範囲内で上下4cmまでの車高変更は申請なしで行うことが可能。車検も通ります。

 ローダウンをすると通常よりも車高が低くなりますが、ハンドリングには影響はないのでしょうか。

 埼玉県内のカスタムカー専門店に聞いてみたところ、次のようにいいます。

「そこまで大きな違いはありません。ただし、車高を下げると段差などに擦る可能性が高くなります。場合によってはパーツ割れなどが起こることがあり、ノーマルの状態よりもさらに慎重に運転することが求められます」

 特にエアロパーツを装着しているクルマだと、ローダウンすることでパーツを擦る可能性が高まります。

 坂道や道路と歩道の境目にある段差、駐車場のパーキングブロックなど、今まで何ともなかった箇所が脅威になり、これまでは通れた道が通れなくなるという極端なケースも起こりかねません。

 では、ローダウンを施す際は、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか。

「工賃は作業内容によって変わりますが2〜3万円が相場です。また、交換するサスペンションのタイプで値段が変わりますが、だいたい10万円からと見ておいた方がいいです。そのため、トータルだと20万円ほどは必要になるでしょう」(前出の専門店スタッフ)

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 ローダウンは、愛車をよりスタイリッシュに仕上げたい人にとっては魅力的なカスタマイズです。

 しかし、ボディを擦ったりパーツを割ったりすれば余計な出費になります。ローダウンを施す際は、慎重な運転を心掛けましょう。