とちぎテレビ

7月7日は七夕です。小山市では、和紙で作られた人形を小舟に乗せ、願いを込めて川に流す「流しびな」が行われました。

小山市を流れる思川で、毎年、7月最初の日曜日に行われる「流しびな」。浴衣姿の家族連れなどおよそ200人が訪れ、はじめに地元の合唱団が市の歌などを披露し、イベントに花を添えました。

思川の「流しびな」は1959年から続く夏の風物詩で、人形に願いを込めて川に流すと幸せが訪れるとされています。川に流すのは、県の伝統工芸品の和紙、「下野しぼり」で作った「下野人形」と呼ばれる人形を小舟に乗せたものです。

最高気温が37.1度の猛暑日となった小山市ですが、河川敷では心地よい風が吹き抜け、思いのこもった人形が川を下っていきました。流した人形は後日、市内の神社で「お清め」と「お焚き上げ」が行われるということです。