39歳ロナウド、ポルトガル代表で終わったのか…「世代交代不可避」、「チームを阻害」と辛辣な声も
自身6大会目のEURO出場となったポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド。だが、無得点に終わり、チームも準々決勝で敗退した。
ロベルト・マルティネス監督は39歳のロナウドをスタメンに固定。すでにグループステージ突破が決まっていたジョージア戦を除いて、最後までピッチに立たせた。延長戦になったスロベニア戦でもフランス戦でもロナウドは交代せず。
そうしたなか、『Sky Sports』は、ロナウドの代表キャリアは終わったのかという記事を伝えていた。
「ロナウドは当たり前のように代表のスタメンに選ばれ続けていたが、これで最後になるかもしれない。そこにロマンチックな意味はなく、マルティネス監督は彼をそこに置きたかっただけだ。
今大会のポルトガルでロナウド以上にプレータイムが長かったのは、GKディオゴ・コスタのみ。ポルトガルは5試合でゴール期待値が9.4もあったが、奪った得点は3つだけで、ロナウドは無得点だった。
なぜこの39歳がポルトガルの並外れた才能を持つベンチ要員を差し置いて先発に選ばれたのか。ロナウドの選出は実力ではなく、評判の厳しさに左右された。マルティネス監督は彼を外すことを恐れたのだ。
ロナウドの揺るぎない自信は、反証が積み重なってもポルトガル陣営全体に浸透しており、議論の余地はほとんどなかった。この偉大な選手を下げるのに十分妥当だとみなされる有効な反論は確かになかった。
そして、控え選手たちは、ロナウドがGKよりも少ないタッチ数(6回)になるのを見守った。彼らには試合にインパクトを与えるチャンスは訪れなかった。こうして、フラストレーションは増すばかりになった。ロナウドが流れのなかで放ったシュートは2本で枠内に飛んだのは1本だけだった。
それでも、彼もポルトガルも栄光の日々から抜け出せないのは、両者の頑固さの表れである。
これらの事実(これまでロナウドが代表で残してきた数々の功績)は、ポルトガルの監督が最後までこのタリズマンに寄り添った理由として、最も説得力のある根拠となるかもしれない。
しかし、ロナウドにとって最後のEUROでの奮闘は、ゴールなしに終わり、次の世代へと移る時期が来たという避けることはできない認識となった」
ロナウドの衰えは顕著で、世代交代は避けられないということだろうか。
また、フランスメディア『RMC』のジャーナリストであるダニエル・リオロ氏もロナウドに対して辛辣な意見を口にしていたそう。
「ロナウドはポルトガルのEUROを台無しにした。私はいつもポルトガルが好きだと公言している。
ポルトガルは素晴らしいチームであり、並外れた選手もいるし、2016年に成し遂げたこと(EURO優勝)を考えると、より良い結果を出していないのは信じられないことだ。
ロナウドがレジェンドであることは理解しているが、彼は何年もの間、他の選手の昇格を阻止し、チームに何も貢献していない。
フランス戦でそれは明らかだった。ポルトガルは10人でプレーしていた。彼はレジェンドであり、これからも崇拝されるかもしれないが、EUROでポルトガルがさらに前進するのを阻止したのは彼だ。
このような定評のある選手が、まるでオリンピック復帰のように最後の出場を果たすのは見たくない。哀れなことだし、我々はページをめくる必要がある」
ロナウド自身も最後のEUROだと宣言していたが、これで代表引退となるのだろうか。