「えっ、ETCゲートが開かない!?」うっかり車載器に「ETCカード」挿し忘れ! やりがちトラブルの「正しい対処方法」とは
うっかり「ETCカード」を挿し忘れたら?
高速道路などで「ETC」を利用すれば、料金所でいちいち停止して料金を支払うことなく、走行したまま料金所を通過することができます。
しかしそのためには、適切に取り付けたETC車載器に、使用可能なETCカードを事前に挿し込んでおく必要があります。
では、うっかり「ETCカードを挿し込んでいない状態」で料金所のETCレーンに入ってしまった場合、どう対処すれば良いのでしょうか。
セキュリティ意識の高い自動車ユーザーは、クルマからETCカードが盗まれないよう、降車の度にETCカードを抜いているもの。
【画像】「えっ…!」これが「2030年に使えなくなる」ETC車載器の見分け方です(9枚)
しかしその場合、乗車時にETCカードを挿し忘れてしまうと、そのまま料金所のETCカードをレーンに入ってしまう可能性もあります。
当然ですが、ETCカードが入っていないままETCレーンに入っても、料金所のバーが開かないので通過することはできません。
高速道路を管理するNEXCO中日本に、この場合の対処方法について聞いたところ、以下の回答がありました。
「もしETCレーンに入ってしまった場合、バーの前で停車し、インターホンで係員に連絡してください。
係員が対応しに来るので、ETCカードを所持しているのであれば、係員に渡してその場で精算することができます。
また、この場合はETCカードを所持しているので、料金は『現金料金』ではなく『ETC料金』となります」
そして、もしバーが開かない状態で無理に突破してしまうと「不正通行」とみなされるとのこと。
例えば、バーが開くものと思い込んでそのまま進んでしまうなど、バーを突破してしまった場合は、安全な状態で管轄の高速道路会社に連絡し、正しく通行料金を支払いましょう。
ちなみに、「ETCカード自体を家に忘れてしまった」といった場合は、そもそも高速道路に入る際に入口で通行券を取る「通常どおりの入場」しかできないため、ETC料金に割引されることはありません。
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このように、ETCレーンに入ってからカードの入れ忘れに気づいた場合には、慌てずにバーの前で停車してインターホンで係員に連絡しましょう。
また、このとき絶対にしてはいけないのが、バックしてレーンから戻ろうとしたり、クルマから降りることです。
これらは事故を誘発しかねない危険な行為ですので、バーを無理に突破することと同様、無理に戻る行為も避けてください。