カンセロの移籍先に注目集まる photo/Getty Images

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今夏に一度、マンチェスター・シティに復帰するジョアン・カンセロは今夏の去就が不透明な選手の1人だ。

2019年にシティにやってきたカンセロは唯一無二のプレイスタイルで定位置を確保し、チームの中で存在感を発揮していた。しかしペップ・グアルディオラがカンセロがやっていた左SBにネイサン・アケを起用するなど、守備面も重要視するようになってからは出場開会が減ってしまい、22-23シーズンの冬にバイエルンへのレンタル移籍をすることとなった。

23-24シーズンにはヨシュコ・グヴァルディオルを獲得したことで、シティでの居場所はなくなってしまい、バルセロナへレンタル移籍。バルセロナでは公式戦42試合に出場し、4ゴール5アシストをマーク。シーズンを通して奮闘した選手の1人であるが、レンタル期間が終了し、ひとまずは退団している。

今夏の去就が注目されているカンセロだが、スペイン『FICHAJES』によると、ベンフィカやインテルといったクラブも興味を示しているという。ベンフィカはカンセロがプロキャリアをスタートさせた古巣だ。ベンフィカはリーグタイトル奪還に向けて、戦力アップを図りたいと考えており、同じくバルセロナへレンタル移籍をしていたジョアン・フェリックスの獲得も狙っていると噂されている。またインテルでもカンセロは2017-18シーズンにプレイした過去がある。ユヴェントスでもプレイしていたカンセロはセリエAの経験もあり、インテルは同選手の攻撃面での貢献を期待しているとのこと。

しかし、『Record』』はバルセロナは依然としてカンセロをチームに加えたいと考えており、引き続きシティと交渉を進める可能性が高いと伝えている。シティはカンセロを完全移籍で売却したいと考えてはいるが、買い手が現れなければレンタル移籍の交渉に応じる形になるだろう。カンセロはバルセロナでのプレイを希望しているようだが、クラブは財政難に悩んでいる状況だ。

今夏も再び去就に注目が集まるカンセロは来シーズン、どのチームでプレイするのか。今後の動きに注目だ。