ロッテ32歳が「覚醒してる」 驚異の.538、プロ野球記録も…11年目の躍動「胸が熱くなる」
11年目32歳のロッテ岡はNPBタイ記録の7試合連続二塁打…OPS2位など打棒好調
ロッテ・岡大海外野手がプロ11年目の今季、大躍進を遂げている。29日のオリックス戦(ZOZOマリン)ではプロ野球タイ記録となる7試合連続二塁打を記録。OPS.851はリーグ2位、打率.297は同3位だ。初の規定打席も視野に捉える32歳にファンも歓喜。「凄いな」「胸が熱くなる」「覚醒してる」と声をあげている。
岡は第1打席で田嶋から中堅へ二塁打。2009年の金子誠、2021年の近藤健介に並ぶプロ野球記録の7試合連続二塁打をマークした。連続安打を10試合に伸ばし、この間の打率は驚異の.538(39打数21安打)だ。
ここまでのシーズン成績はリーグ3位の打率.297。20二塁打、出塁率.378、長打率.473、OPS.851はいずれもリーグ2位の数字だ。明大から2013年ドラフト3位で入団し、2018年途中にロッテへ移籍。高い身体能力を生かして活躍を続けてきたが、規定打席に達したことはなかった。しかし、11年目にしてクリアしようとしている。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータを見ると、昨年までと大きく異なるのは直球への対応。ストレートに対する得点貢献「wFA」。昨年までの最高は2021年の7.5だったが、今季は11.4と大きく改善させている。
32歳が見せる進撃に、ファンも大喝采。SNSには「ついに才能開花」「欠かせない選手ですね」「ひたむきさが胸を打つ」「凄いよ岡大海さま」「えぐいわ」「えらいことになってる」とコメントが寄せられている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。