音楽朗読劇『手紙』の第2弾キャストが発表 ヒロインは樋口日奈、そのほか谷佳樹、石渡真修ら出演
2024年9月4日(水)~9月8日(日)博品館劇場にて上演される、音楽朗読劇『手紙』の第2弾キャストが発表された。
原作は、映像化や舞台化など様々な分野で展開され多くの人々に影響を与えてきた、東野圭吾のヒット作品『手紙』。その人気とストーリーの深さから、現代においても新たなメッセージを伝える機会として、ピアノ生演奏と共に音楽朗読劇としておくる。
脚本・演出は林明寛。そして三浦涼介、細貝圭の出演が発表されたが、今回、新たなる出演キャストが決定。
今回のヒロインには、乃木坂46在籍時より数々のドラマや舞台に出演し、7月期ドラマ『初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~』では連続ドラマ初主演を務める、樋口日奈がWキャストにて出演。
樋口日奈
そのほか出演キャストとして谷佳樹(代表作 舞台『文豪とアルケミスト』志賀直哉役)、石渡真修(代表作:ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン 7代目青学・桃城武役)、テジュ(代表作:舞台『ハムレット』)、根岸愛(代表作:擾乱THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD~陽いづる雪月花編~:壱役)、金子雅(代表作:テレビ朝日『おっさんずラブ -リターンズ-』 天空不動産社員 三橋薫役)など多方面で活躍中の役者が集結した。
谷佳樹
石渡真修
テジュ
根岸愛
金子雅
【音楽朗読劇あらすじ】
弟と2人暮らしの武島剛志は、弟の大学進学のための金欲しさに空き巣に入り思いがけず強盗殺人を犯して逮捕されてしまう。
弟で高校生の直貴は、突然独りぼっちになり途方に暮れる。
とにかく謝罪しようと被害者の家を訪れるが遺族の姿を見かけただけで逃げ出してしまう直貴。
高校の卒業式の2日前の彼の元に、獄中の兄から初めての手紙が届く。
それから月に一度、刑務所の小さなマークがスタンプされた手紙が届くようになる。
進学を諦めて就職したが、同僚の学ぶ姿に刺激されて大学通信講座を受講する直貴。
講座仲間と組んだ劇団は人気となり、朝美という裕福な家の令嬢と結婚を考える仲にもなった。
しかし、殺人犯の弟という素性を知られ、結婚も俳優の活動も破綻した。
それでも大学を卒業し、電気メーカーに就職する直貴。兄の存在を承知で応援し続けてくれた由美子と結婚し、娘にも恵まれた。
しかし、社宅内に噂が広まり、幼い娘がイジメに合う事態となった。
獄中の兄の平穏な日々とは裏腹に幸せをつかもうとするたびに、自分の前には「強盗殺人犯の弟」というレッテルが立ちはだかる。
正々堂々と生きて行く意味を見失った直貴は、獄中の兄に宛てて、「家族のために兄貴を捨てる」と絶縁の手紙を送った。
高校生の頃に逃げ出した被害者遺族の元を、謝罪のために訪れる直貴。
家に上がることを許した被害者の息子・忠夫は剛志から毎月届いた開封済みの手紙の束を見せると「彼にとっての般若心経だ」と理解を示した。
最後の手紙には、自分の手紙が弟や忠夫を苦しめていたという謝罪の言葉が綴られていた。
獄中の剛志は打ちひしがれ、少しも贖罪できていなかったと自分を責めていた。
そんな剛志は思いがけない形で直貴の訪問を受けた。許されたという思いで涙にくれる剛志。兄弟の心は再び繋がった。