(c) MARVEL 2024

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マーべル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『デッドプール&ウルヴァリン』では幾つものスゴいことが起きている。まずは『デッドプール』シリーズがMCUに合流するということ。『LOGAN/ローガン』で引退したはずのヒュー・ジャックマン版ウルヴァリンが帰ってくるのも大きなサプライズだった。

ほかにも『X-MEN』シリーズの過去キャラクターが再登場を飾ることも注目されているが、こうした奇跡を実現させるのに鍵となった人物がいる。監督のショーン・レヴィだ。米でレヴィが語ったところによれば、主演のライアン・レイノルズは、レヴィが参加しなければデッドプール役に復帰する意思がなかったのだという。

レヴィが今では親友だと語るレイノルズと最初に出会ったのは、初タッグ作『フリー・ガイ』(2021)の企画発足時。しかし、それよりもずっと昔、『リアル・スティール』(2011)でタッグを組んだヒュー・ジャックマンから、レイノルズについてこんなことを言われていたそうだ。

「2011年頃、ヒューがこう言ってきたんです。“もしライアン・レイノルズと会って一緒に仕事をしたら、止まらなくなるぞ”って。10年以上も前にそう言ったんです。それからライアンと出会ったのは数年後です。『フリー・ガイ』で最初に会った時、僕たちは2人とも成功したキャリアを歩んでいましたが、あの面会はちょうど良いタイミングでした。」

『フリー・ガイ』でお互いの相性を確信したのだろう、「僕たちは、本当に良いものに出会ったときに、それを手放すことができない年齢です」と語るレヴィは、同作を機に映画『アダム&アダム』(2022)でも仕事を共にすることになった。

それとは別で『デッドプール』シリーズ第3作を長きにわたって進めていたレイノルズ。レヴィとの仕事を通して、第3作への監督にも起用したいという思いが強くなっていったのだろう。『アダム&アダム』の現場では、レヴィにこんなことを言ったそうだ。「『デッドプール3』は君としかやりたくない」。

レヴィによれば、レイノルズは「分かってる。分かってるよ。君はどうせノーと言うんだろ」とも言ったそうだが、これは彼なりの誘い文句だったのだろうか。レヴィは「ノーとは言わないさ。もちろんイエスだ」と快諾し、『デッドプール』第3弾が正式に製作されることになったという。もしもレヴィがオファーを断っていたら、企画自体が実現していなかったかもしれない。

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2人に更なる朗報が舞い込んできたのは、この後。ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンが復帰の腹を括ったのだ。ジャックマンは、レイノルズから再演の話を受けた後、頭を整理するために1時間ほど車でドライブした後にオファーをという。

こうして最強の3人が揃った『デッドプール&ウルヴァリン』は、2024年最大のヒットスタートを切るだ。日本では世界最速となる7月24日(水)より公開予定。

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