名古屋高速の「名駅直結」進行中! 6か所の「新出入口」&ランプ新設の「大プロジェクト」で超便利に!? 気になる進捗は
6か所の出入口と2か所のランプを追加
名古屋駅に直結となる、新たな高速出入口の建設事業が進んでいます。
完成すればどう便利になるのでしょうか。また、事業はどこまで進んでいるのでしょうか。
名古屋駅は、中部地方を代表するターミナル駅であり、高速バスをはじめ交通拠点にもなっています。
【画像】超便利!? これが「名古屋駅直結」整備計画の完成イメージです(17枚)
しかし、近くに名古屋高速が通っていますが、駅に直結する出入口がないのが不便な状態です。
そこで、名古屋駅周辺で、計6か所の出入口と2か所のランプが新設される計画です。具体的には以下のとおり。
●新洲崎JCTに出入口を新設
新洲崎JCTは名駅の南東に位置し、都心環状線(縦軸)と万場線・東山線(横軸)が交差する場所です。ここに出入口を新設します。名駅東口バスターミナルまで最短距離となり、栄から信号待ちを繰り返してやって来る必要もなくなります。
●黄金出入口に、東名阪道(西側)との出入口を新設
ささしまライブ地区に直結するこの出入口は、これまで東名・伊勢湾岸道方面(東側)方向からしか出入りできませんでした。西側からの出入りが可能になると、関西方面から名駅西側へ直結できるようになります。
●栄に、東名・伊勢湾岸道方面(東側)との出入口を新設
ここに出入口を新設すれば、東京方面からのバスが、栄バスターミナルに直結しやすくなります。
●丸田町JCTに、都心環状線と名駅方面をつなぐランプを新設
ここにランプができれば、小牧方面から栄・名駅へ直結でき、帰路は栄・名駅から名古屋南JCT方面へアクセスが便利になります。
以上の出入口・ランプ設置で、名駅まで下道を信号待ちの連続で行くしかなかったのを、ほぼ駅直結でアクセスできるようになります。
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気になる進捗ですが、名古屋高速道路公社は2024年6月13日、運営会議にて、最新の事業進捗を報告しました。
それによると、2024年度は「引き続き、詳細設計や用地取得、関係機関協議、支障物件の移設等を進め、本体工事の着手に取り組むとともに、必要な手続きを進める」としています。
ちなみに、用地取得率は、2023年度の時点で、新洲崎地区では100%、黄金地区では64%となっています。
なお、新洲崎JCTの新出入口の完成めどですが、ことし1月に「2028年度→2031年度」と3年延期が発表されています。理由については「新洲崎地区における詳細検討の結果を踏まえ」としています。