ガーディアンズのスティーブン・クワン【写真:ロイター】

写真拡大

スティーブ・クワンは規定未達も打率.383…1試合3安打以上を9度

 ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手が、衝撃の打棒を披露している。規定打席には到達していないが、打率.383(162打数62安打)をマーク。1試合に3安打以上をマークした試合はメジャー最多の9度で、ドジャース・大谷翔平投手らを上回る。ファンは「MVP争いに入ってもいい」「もっと注目を浴びてほしい」と声をあげている。

 クワンのバットが止まらない。左太もも裏を痛めて5月に約4週間戦列を離れたが、変わらず打ちまくっている。離脱前に7度記録していた3安打以上を、復帰後も2度記録。しかも復帰後は出場した全8試合で安打を放っている。

 米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」は公式X(旧ツイッター)に「今シーズン、1試合に3安打以上をマークした回数」として上位選手を紹介。クワンが9度でトップで「23試合も欠場!」と文言を添えている。

 8度はムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)ら4選手。7度は大谷やフアン・ソト外野手ら8選手。23試合も欠場していながら、名だたる選手を上回っているクワンに驚きの声が上がる。SNSには「彼は契約最終年だ。絶対に契約延長せよ」「オールスターに出場してほしい」「史上最高の選手」「世代を代表する選手」「素晴らしい」とコメントが寄せられている。

 2018年ドラフト5巡目(全体163位)で入団し、メジャー1年目の2022年に168安打で打率.298をマーク。昨年も171安打で打率.268を残した。中国系の父と日系の母を持ち、昨年のWBC日本代表候補に浮上もメジャーリーグ機構(MLB)から出場資格を得られなかった。26歳は今季、どんな数字を残すだろうか。(Full-Count編集部)