高速道「サービスエリア」での“NG行為”何がある? たまに見かける「超・迷惑行動」も? 守るべきルールとは

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多くの人が利用するSA/PAでの迷惑行為とは?

 高速道路を利用するとき、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)に立ち寄る人が多いでしょう。
 
 長距離走行するうえで大切な休憩施設として欠かせない存在で、人気SA/PAでは週末ともなると大混雑することも多いのですが、マナーを守らないとトラブルの原因になることがあります。

サービスエリアではルールやマナーを守りましょう

 高速道路を運営するNEXCOでは、SA/PA内のいたるところに注意喚起を促す掲示板やウェブサイトでの告知などで「マナー遵守」を呼びかけています。

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 守るべきマナーとは、どのようなことなのでしょうか。NEXCOは「SA/PA ご利用上の注意(禁止事項)」として以下の行為を掲げています。

・駐車禁止場所、車路または所定の区分以外の駐車マスに停める行為

 週末や連休、行楽シーズンはSA/PA利用が一気に増えます。なかには大型車専用スペースに駐車してしまう普通車がいて、問題視されています。

 最近は誘導員が配置され減少傾向にありますが、長距離運転を伴うドライバーは法改正によって4時間に1回は30分程度の休憩が義務付けられており、トラックなどが駐車できない事態となっています。

 満車のときは大型車専用スペースに駐車するのではなく、「普通車マスが空くのを待つ」のが正解です。

 同様に、「障がい者用駐車スペース」や「EV充電専用駐車スペース」が空いているからといって、該当しない車両が駐車するといったマナー違反も避けたいところです。

・空ぶかしや不必要なエンジンの作動

 SA/PA内では不必要なアイドリングも控えたほうが良いでしょう。

 SA/PAで仮眠や休憩している人もおり、空ぶかしや大音量のオーディオ使用などは迷惑行為でしかありません。

・みだりな火気の使用/キャンプやバーベキューの実施
・許可なしの物品陳列や販売/文書の配布や掲示、募金や署名活動、演説または集会

 駐車スペースは大勢の人が使用するスペースです。火気厳禁なのはもちろん、無許可での物販販売も違法です。さらには、怪しい募金や署名などもマナー違反・モラル違反であることを覚えておきましょう。

・施設や設備(器物や備品も)、車両や樹木の滅失や毀損、汚損

 混雑したSA/PAで多いトラブルが、駐車した車両同士の接触事故です。

 基本的にSA/PAの駐車マスは先着順のため、混雑時は取り合いになることもあり接触事故などトラブルになりやすいシチュエーションです。

 ポイントは周囲のクルマと同じ向きで停めること。またクルマとの間をすり抜ける歩行者も多いので、慎重に駐車しましょう。

 万が一、施設や設備への接触トラブルを起こしてしまった場合は、警察に通報する義務があります。

・規定の目的に反する長時間の駐車および放置したままでSA/PAからの退出

 SA/PAで問題となっている行為があり、それが、SA/PAで合流して1台に乗り合い、ほかの車両を放置駐車する行為です。

 SA/PAは休憩所であって無料の駐車場ではなく、放置された車両によって、本当に利用したい人がとめられない可能性も否定できません。

 乗り合いするのなら、駐車しても問題のない場所にとめる、または自宅に迎えに来てもらうなどの配慮が必要です。

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 ほかにも、常識的に考えて、やってはいけないマナー違反は数多くあります。

 たとえば、喫煙スペース以外での喫煙や、ランチタイムなど混雑するフードコートで食事が終わっても休憩し続ける長時間の占有、トイレも混雑するため女性客による男性用トイレの使用、同乗していたペットの排泄物の放置、家庭用ゴミの持ち込みなど。

「ちょっとくらい大丈夫でしょ」という甘えが、ほかの人の迷惑になっており、そういった行為は慎むべきでしょう。

 ただし、食品アレルギーのある人は、お店で販売されている食品以外のものを持ち込むしかなかったり、急激な体調不良でやむを得ず「障がい者用駐車スペース」に駐車することもあるかもしれません。

 厳密にはいかないところもありますが、走行中だけでなく休憩でも「周囲に迷惑をかけない」ことを心がけたいものです。