31日の衆議院教育基本法特別委員会で答弁する伊吹文明文部科学大臣
 高校の未履修問題で、衆議院の教育基本法特別委員会が、10月31日、開かれ、質問に立った民主党の西村智奈美議員が、未履修の高校に関する調査結果についてただしました。伊吹文明文部科学大臣は、私立の調査は少し残っているとした上で、「未履修の学校数はおよそ500校で、生徒数は8万人前後」であると答弁しました。

 その後の委員会の審議で、未履修の高校は、現段階で公立289校、私立172校、生徒7万2516人と発表されました。

 伊吹文部科学大臣は、未履修となっている生徒の救済策として、70時間分の補修を条件に卒業を認める方針について、公明党の斉藤鉄夫議員に問われ、
「高校3年生を不安から一刻も早く開放するのが私たちの使命。70時間は、3月の春休みも含めて、受験に無理のないように受講してもらえるんじゃないか」と述べました。【了】


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未履修高校は約500校
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