インテル株式会社は5月21日、2024年6月1日付で同社 執行役員 経営戦略室長の大野誠氏が代表取締役社長に就任する役員人事を発表した。現代表取締役社長である鈴木国正氏は代表取締役会長に就任する。

大野氏は、Intelが世界規模で進めている製造戦略「IDM 2.0」と、AIをあらゆるコンピューティング環境で実現させる取り組み「AI Everywhere」を、日本の新しい事業責任者として継続して推進していく。

インテル株式会社の社長に就任する大野誠氏

大野氏は、2000年にインテル株式会社に入社。営業本部、マーケティングマネージャー、OEM営業部長を経て、2014年より執行役員。IOT&Compute営業本部長、オートモーティブセールスグループ アジアセールスディレクター、新規事業推進本部長を歴任した後、経営戦略室 室長に就任していた。「幅広い分野で要職を務めた経験と実績を生かし、日本国内におけるインテルの事業拡大をさらに推進していく」(同社)という。

鈴木氏は新会長として同社のビジネス・成長への支援を継続する。「今後も日本チームを引き続き支援するとともに、顧客や産業界のエグゼクティブ、ならびに産学官の有識者との強力な関係を維持・拡大し、日本市場に向けたインテルの戦略を広く喧伝していく。特に、自動車、製造、金融サービス、通信、官公庁など、日本での主要な注力分野におけるこれまでの知識と経験を生かし、インテルのビジネス・今後の成長への貢献を続ける」(同社)という。