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 ABEMAオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました』の新シーズンが、3月15日より配信スタートした。本作は、韓国でレギュラー放送された国民的ヒット番組を、日本版にリメイクしたもの。芸能人同士の期間限定の結婚生活に密着して、夫婦のリアルな様子を追いかけていく。

参考:【写真】行ってきますの“ハグ”がなかなか解けないたかみる夫婦「行けへんやん!」

 シーズン5となる『私たち結婚しました5』(以下『わた婚5』)では、堀未央奈×百瀬拓実、白間美瑠×永田崇人の2組が、期間限定の結婚生活を送ることに。今シーズンも、『東京タラレバ娘』など数々のヒット作を世に送り出してきた作家・東村アキコが、夫婦の距離を縮める“ラブミッション”を監修する。

 以下より、5月3日公開の第8話の見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。

・年の差を乗り越えるきっかけをくれた“ラブミッション”

 たかみる夫婦とのダブルデートで、「私、本当は甘えたい人で……」と本心を吐露していた堀。夫が6個下のため、“自分がしっかりしなくちゃ”と思ってしまうのだろうか。百瀬が生粋の年下キャラなので、余計にそう感じてしまうのかもしれない。

 それに、みおたく夫婦は妻が引っ張り、夫がついていくという構図が出来上がってしまっている。いまさら、可愛く甘えるのは勇気がいるのも分かる。

 夫婦の形はそれぞれだから、このままでも素敵だと思うが、甘えたいのに甘えられないのは苦しい。どうすればいいのだろうか……と思っていたところに、「今日1日、思いっきり旦那さんに甘えてください」という“ラブミッション”が届く。思わず、ガッツポーズを取りたくなるくらいにナイスすぎるミッションだ。しかも、夫には「今日1日、奥さんをお姫様扱いしてください」というミッションが届いたため、甘えやすくなるような環境づくりをすることもできる。

 可愛いイメージの百瀬が、堀をお姫様抱っこした場面でときめいた人も多いのではないだろうか。「激軽!」と言いながら、軽々と妻を持ち上げる姿に、頼れる夫としての一面を見た気がした。だから、堀もちょっと甘えてみようかな? と思えたのかもしれない。洗い物をしている百瀬の後ろに回り、そっとハグ。後ろから……ということは、やっぱり少し照れがあるのだろうか。

 しかし、このときの百瀬の反応が完璧だった。いままで甘えたことがなかったから、受け入れてもらえるのかと不安になっている妻の心情を察してか、「ええ、うれしい!」と全力で喜びを表現してあげる。そして、「ずっとそうしてくれるなら、めちゃゆっくり洗い物したい」と胸キュンを織り交ぜながら、「これからも、そうやって甘えてね」と今後も甘えやすくなるような声掛けをしたのだ。ナイスすぎる!

 豆柴カフェに訪れたときも、お姉さんと弟という感じだったみおたく夫婦。しかし、このバックハグを経て、関係性が大きく変わったような気がする。「年下だから甘えられない」とか、「年上だからしっかりしなきゃ」とか、そういう固定観念を壊すことができた2人は、これからさらに素敵な夫婦になっていくはずだ。

・アイドルたちの同窓会に夫が参戦!

 モキュメンタリーであることを忘れてしまうくらいにナチュラルなたかみる夫婦は、ミッションなしで自発的にスキンシップを取っていく。白間がNMBの同窓会に向かうために家を出るときも、「行ってらっしゃい」「行ってきます」とお互いにハグ。離れがたいのかずっと抱き合っていて、「行けへんやん!」と笑い合う2人のラブラブっぷりに癒された。

 そして、スタジオトークでも議題になっていた“パートナーの友人の輪に入るの気まずい問題”。どうしても気を遣ってしまうし、居心地がいいものではない。ただ、パートナーを友達に紹介したいと思う人は多いから、よくあるシチュエーションのひとつだ。

 そこで、今回も模範解答を出してきた永田。まず、白間が「メンバーのみんなが会いたいって言ってる」と切り出すと、「えっ、いまから?」と言いながらも、すぐに「いいの? いいんですか?」と乗り気な姿勢を見せる。そして、「すみません。じゃあ、お邪魔しようかな」と“お邪魔させてもらう側”として、返事をしたのだ。そうすると、友人側も「来てもらって申し訳ない……」と思わずにすむ。

 同窓会に参加して、NMB48のメンバーから、白間の努力家なエピソードやプロ意識の強さを聞かされた永田は、その後のインタビューで「日に日に、好きなところが増えていってしまいます」と吐露していた。“しまいます”というところに、期間限定ならではの切なさを感じさせる。もうすぐ、2組の結婚生活はおわりを告げてしまうのだ。

 お互いを知る期間を経て、関係を深めるフェーズになってきたところで、お別れが近づいてくる。“最後の”が増えていく残りの日々を、後悔のないように過ごしていってほしいと願う。

(文=菜本かな)