※写真はイメージです(以下同じ)
 近年問題となっている“パワハラ問題”。

 今回は、1年ほど前に職場の上司からパワハラを受けたという1人の女性から当時のお話を聞いていきます。

 東京都在住の智子さん(仮名・20歳)は、当時アパレル企業の会社員で、販売員をしていたそう。入社時はアルバイトでしたが、個人の売り上げが社内で評価され、入社半年で店長になりました。

 順調だった半年間を経て、その後上司から受けた壮絶なパワハラとは?

◆パワハラ上司が配属された。モテ自慢も嫌…

 「私が店長になったタイミングで同店のマネージャーに就任した小林さん(40代/男性)は、仕事に熱くとても厳しいと社内でも有名で、怒らせるとヤバイと噂が立っていました。

 でも、山田孝之似のワイルドイケメンだったこともあって、小林さんの機嫌を取るように『マネージャー、今日もイケメンですね!』なんておだてている女性社員も多かったんですよね。

 小林さんは女性社員に対して『他店の女の子から誘われちゃって、お茶してきたんだよね〜』とわざわざ伝えてくることもあったりして、最初は私も『すごいですね!』と当たり障りのない返答をしていたのですが、仕事で会うたびに業務と関係ないモテ自慢を聞かされることがだんだんとしんどくなってきていました」

 智子さんは店長になったので、店の売り上げやレイアウトなどすべての業務内容は小林さんに報告する必要があり、他の社員よりも接点が多かったそうです。

◆「お前は女のくせに…」のサイテー発言

「ある日、仕事で小林さんに『ちょっとミーティング良い?』と呼び出され、2人で話す機会がありました。私は店長として小林さんに意見に賛同できず、『私はその案はちょっと違うと思います』と伝えると、小林さんは強い口調になり、『お前は女のくせに気が強い、それじゃモテないぞ!』と言われたんです」

 完全にパワハラであり、セクハラでもあると言えるでしょう。イラッとした智子さんでしたが、怒らせてはいけないと感じ、その場では『すみません』と引き下がりました。しかし、それでも上司の怒りはおさまらなかったようで……。

「なんと、その後の閉店後のミーティングで『今日、店長が俺に対して意見をしてきたが、この店舗のすべての決定権は俺にある。みんな、この店長の真似はするなよ』と社員の前で説教を始めたんです。

売り上げが悪いスタッフの人格を否定し始めたり、本当にひどかったのを覚えています。私がアルバイト時代に接してきたマネージャーは、『基本マネージャーは相談役として思ってほしい、困ったことがあったら相談してください!』と仕事を店舗スタッフに一任してくれていたので、権力を掲げて『俺に指図するな!』というタイプの上司にガッカリでした」

 その後もパワハラを受け続ける日々を送っていたという智子さんのストレスは、次第に限界に達していきます。

◆退職したいと申し出ると……

 社員全員が小林さんに対して気を遣う毎日を送るなか、転職を考えはじめたという智子さん。

 退職するなら1か月前までには相談する必要があったため、意を決して小林さんにその旨を伝えたそう。

「『今日少し仕事が終わった後に話そう』と呼び出され、職場近くのマクドナルドで話すことになったんです。私と小林さんは偶然にも最寄り駅が同じなのですが、職場は最寄駅から1時間ほどの場所にあり、小林さんは車通勤のため現地集合でした。

私は『今の仕事だと帰宅時間が毎日終電になってしまうこともあり、転職したい』と伝えたのですが、最終的には『辞められると困る』と言われました。それでも辞めたいと話すと、『お前が今やめることで人員不足になったら俺がどれだけ大変になるか分かるか?』と怒り始めたんです。退職する前に部下を店長にできるよう教育していくと話すも、取り合ってもらえずでした……」