動く恐竜の前で写真を撮る人たち=2024年4月13日午後2時11分、JR福井駅西口、永井啓子撮影

写真拡大

 北陸新幹線延伸の効果はてきめん、ゴールデンウィーク(GW)の旅行先で、福井県が急浮上――。

 近畿日本ツーリストを運営するKNT―CTホールディングスが16日に発表したGW期間中の国内旅行先の伸び率ランキングで、福井県が前年比3.4倍でダントツ1位となった。

 ランキング近畿日本ツーリストがGW期間中の4月26日発〜5月6日着の旅行商品の販売高(4月1日時点)を前年同期と比べ、都道府県別で集計した。

 発表によると、福井県は前年同期比338%で圧倒的な伸びを見せた。2位は東京都で同193%、3位は滋賀県で同174%。富山県が同151%で9位に入った。

 福井県は、販売高による人気旅行先ランキングでも、前年の40位から27位に順位を上げた。一方、石川県は前年の9位から33位に後退した。富山県は36位(前年39位)だった。

 広報担当者は「能登半島地震の影響で石川県は(人気旅行先ランキングの)順位を落としたが、新幹線延伸を受けて北陸エリア全体の注目度は高まっている」としている。