古巣相手に躍動し、準決勝進出の立役者となったデンベレ。(C)Getty Images

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 現地時間4月16日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・第2レグで、パリ・サンジェルマンがアウェーでバルセロナと対戦した。ホームでの第1レグを2−3で落としていたパリSGだったが、4−1で大勝し、2戦合計6−4で準決勝に駒を進めた。 この試合で大活躍を見せたのが、昨シーズンまでバルサに在籍していたウスマンヌ・デンベレだ。1点ビハインドの40分に反撃の口火を切るゴールを決めると、59分にはペナルティーエリア内でジョアン・カンセロのファウルを誘発。トータルスコアで逆転となるキリアン・エムバペのPK弾をお膳立てした。 このパフォーマンスでマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選ばれたデンベレは試合後、自身のインスタグラムに、MOMのトロフィーを抱えた写真とともに「みんな応援ありがとう。さあ、パリへ帰ろう!!」と投稿した。

【動画】反撃の口火を切るデンベレの強烈弾


 しかし、この投稿がバルサ・ファンの火に油を注ぐことになったようだ。デンベレは第1レグでゴールを決めた際にも、セレブレーションを自粛しなかったことで非難を受けていたが、コメント欄には次のような批判の声が寄せられている。「恩知らず」「お前が大嫌いだ」「怪我はもうしなくなったのか?」「敬意がない」「裏切り者!ワールドカップの決勝で負けて当然だ」「あなたはすべてを与えてくれた古巣へのゴールを祝うような男です」「フィーゴ以来の裏切り者だ」 14−15シーズン以来のCL制覇を目指していたバルサにとって、まさに悪夢のような1日となってしまった。残るタイトルは、首位レアル・マドリーに勝点8差をつけられているラ・リーガのみ。4月21日にサンティアゴ・ベルナベウで行なわれるエル・クラシコに勝利し、逆転優勝への望みをつなげるか構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部