会場サービスアテンドスタッフの皆さんが着るユニフォーム
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の『開幕1年前イベント』が、13日に都内で行われ、そこではデザインコンペによって決定したスタッフユニフォームのお披露目があり、多様性の観点から男女差をなくす新しい常識として「男性がロングスカートを選べる自由もあります」とのアナウンスが聞けた。

スタッフが着用するユニフォームは、働き方や担当エリアによってデザインが分かれているが、来賓のアテンド・通訳・案内所などに配属される”会場サービスアテンドスタッフ”のユニフォームは、513にも及ぶ応募作品の中から服部真理子氏の手掛けたデザインが採用されていた。

特徴として、寒暖差への対応やバリエーションのある仕様になっていて、業種によって異なる配慮がされていた。例えば、インナーシャツのカラーを自由に選べることに加え、ボトムスにおいては「パンツ、もしくはロングスカートと自由に選べます」との説明がされた。

会場中央のランウェイを歩いた俳優の桐山漣とNMB48の小嶋花梨が登場し、インナーの色違いがあり、二人ともパンツを着用していた。LGBT人権活動家でメイクアップアーティストの西村宏堂さんは、ロングスカートをさらりと着こなしていた。

▼ 桐山漣が会場サービスアテンドスタッフのユニフォームを紹介

▼ 帽子の一部と脇の部分に暑さ対策。メッシュ状に見えた

▼ 小嶋花梨は、パンツを選んでいた

▼ インナーの色も自由に選べるという

▼ 西村宏堂さんはロングスカートを着こなしていた

▼ 背面の一部もメッシュ状になっていた

その他にも、協会スタッフ向け・運営スタッフ向け・医療スタッフ向け・清掃スタッフ向けユニフォームのお披露目があり、今後は2万人の募集が予定されているボランティアスタッフが着用するユニフォームが別途、発表されるという。

▼ 義足モデルの海音は、医療スタッフ向けユニフォームを着用

今回のイベントには、多数のゲストが集結。日本経済団体連合会の十倉雅和会長・齋藤健経済産業大臣・自見はなこ国際博覧会担当大臣・8人のテーマ事業プロデューサーとして宮田裕章氏・石黒浩氏・中島さち子氏・福岡伸一氏・落合陽一氏・河森正治氏・小山薫堂氏、河瀨直美氏・ファッションショーのモデルとして奥英昭・横川莉那・NMB48の塩月希依音と坂田心咲・寺田ユースケ・ROBIN J・海音(あまね)・松本雄司。スペシャルサポーターを任されている青木崇高、司会を務める伊沢拓司の顔ぶれがあった。