叡王戦先勝でタイトル戦15連勝 無双状態の藤井聡太八冠、歴代1位も視野に
将棋の第9期叡王戦5番勝負が2024年4月7日、老舗料亭「か茂免」(名古屋市東区)で開幕し、この日の第1局では藤井聡太叡王(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が107手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、叡王4連覇へ先勝した。
23年度の竜王戦、棋王戦に続いて3度目の同学年対決。藤井叡王は24年度初の対局で白星スタートを切った。
歴代1位は故・大山康晴15世名人の17連勝
藤井叡王は今回の勝利で、タイトル戦連勝は24年2月の持将棋(引き分け)を挟んで15となった。この記録は1位の故・大山康晴15世名人の17連勝に続く歴代2位となる。八冠制覇を目指して戦った23年8月31日の対永瀬拓矢9段との王座戦第1局で敗れてから、タイトル戦では連勝が続いている。
藤井叡王は、23年10月の全冠制覇以降、竜王、王将、棋王と無傷負けなし。新年度のスタートを切る一戦で、防衛に向け好発進となった。
第2局は4月20日に石川県加賀市で予定されている。